鹿児島市・霧島市 時短要請2週間延長 県の感染警報を維持

新型コロナの感染拡大が続く中、鹿児島県は独自に発表している「感染拡大警報」を維持し、鹿児島市と霧島市では飲食店の営業時間短縮要請を2週間延長することを決めました。

県は20日午後の対策本部会議で感染状況を分析しました。今月7日に警戒基準を「ステージ3」の感染者急増に引き上げ、独自の感染拡大警報を発表しましたが、その後の2週間も感染者は「高止まりしている」として、いずれも維持することを決めました。

そして、県内5つの市と町の飲食店に今月23日まで要請している営業時間短縮については、鹿児島市と霧島市については来月6日まで2週間延長することを決めました。奄美市、和泊町、知名町については23日で解除します。

なお、時短要請に応じた飲食店に支払われる協力金のうち、今月10日から23日までの要請に応じた3市2町の飲食店について、県は来月1日から7月16日まで申請を受け付け、6月中旬から支給すると発表しました。申請方法などは来月1日午後1時に県のホームページに掲載する予定です。鹿児島市と霧島市の2週間の延長分の協力金については「後日お知らせする」としています。

また、20日の対策本部会議では、新型コロナの感染者に対応する病床数を現在の378床から397床へ、宿泊療養施設を587室から762室に増やすことも決まりました。