慶応4年3月28日 西郷隆盛 イギリス公使と会談
きょうは慶応4(1868)年3月28日です。新政府東征軍の西郷隆盛は、慶喜の死罪赦免の決定を江戸に持ち帰る途中、横浜でイギリス公使・パークスと会談しました。
西郷隆盛は、慶喜の水戸謹慎や、江戸城の明け渡しなど、新政府が決めた徳川家の処分内容を旧幕府側に示すため、江戸に向かっています。
西郷はその途中、横浜に立ち寄り、きょうイギリス公使・パークスと会談しました。
今月15日に予定されていた東征軍の江戸総攻撃は、西郷と勝海舟の会談後、一旦中止されましたが、パークスは、元々この攻撃に反対の立場で、西郷から依頼された負傷兵の病院設立も断っています。
きょうの会談で西郷は、慶喜の死罪が許されるなど、徳川家の処分内容を伝え、江戸総攻撃は行わないとあらためて伝えたとみられます。