伝統の薩摩錫器 来年は辰年「龍」の置物作りピーク 鹿児島県霧島市
鹿児島の伝統的工芸品にも指定されている「薩摩錫器」の工房では、来年の干支の置物作りがピークを迎えています。
「薩摩錫器」は、300年以上の歴史があるとされる伝統的工芸品です。
霧島市国分の「岩切美巧堂」では、来年の干支・「辰」=龍の置物づくりがピークを迎えていて、11日も職人がひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げていました。
錆びずに割れないことから縁起が良いとされる錫を使った干支の置物は、大小11種類を合わせて1000個作る予定だということです。
(岩切美巧堂 岩切洋一専務)「辰は健康運や金運などがアップするという干支になりますので、来年はぜひこの干支を飾って、明るい年にしていただければと思いながら製作しております」
干支の置物の価格は税込み8800円から55万円までと幅広く、例年1万円台のものが人気で、百貨店やインターネットなどで販売されます。