鹿児島市の新型コロナ対策室 時間外最長で255時間

新型コロナの陽性者の行動歴などを調べる鹿児島市の職員の先月の時間外労働が、平均で186時間、最長で255時間に上ったことが分かりました。

これは、7日の鹿児島市議会で報告されたもので、コロナ陽性者への聞き取りや感染経路の調査などの業務を担当する、鹿児島市保健所の新型コロナウイルス感染症対策室の109人の職員のうち、保健師や事務職員ら15人の先月の時間外労働は、平均で186時間に上ることが分かりました。最も長い職員では、255時間に上ったということです。

いずれも厚生労働省が「過労死ライン」とする80時間を100時間以上、上回っています。

鹿児島市保健政策課は「感染者数が急激に増え、8月は保健所の業務がひっ迫した。感染者数が減ってくれば業務量は減るが、応援体制を強化して改善に努めたい」としています。

新型コロナウイルス感染症対策室は、今年4月に17人で発足しましたが、業務量が多いため、先月から109人に増員していました。