2/27(日)10:15~『世界一の九州が始まる!~奇跡のコラボ!桜島の灰でおいしい魚に~』(MBC制作)が放送されます
奇跡のコラボ!桜島の灰でおいしい魚に
2/27(日)10:15~10:30
JR鹿児島中央駅の売店で、販売を開始した当初から売り上げ1位を記録し続ける大人気のお弁当がある。「桜島灰干し弁当」だ。
この弁当は、鹿児島の漁師さんからの相談で生まれた。「売れない魚は、港にあげても箱代と氷代で赤字になるから海に捨てるんだ」と。
値段がつかない魚や厄介者の魚と鹿児島ならではの火山灰をコラボさせて、鹿児島の新しい名物を作ろうと開発したのが、「桜島灰干し」。
灰干しには、桜島の灰を使用する。よく水洗いしたあと約10日間天日干し、さらにオーブンで焼き上げ、完全に加熱消毒させた灰を使用する。
そして、魚を灰干しすることで、魚の臭みの原因でもある水分をじっくり吸収し、熟成。魚本来の旨味をそのまま凝縮する。
この製法を開発したのが、食育日本料理家・梛木春幸さん(51)。梛木さんは、京都の老舗料亭などで修業を重ねその後、ホテルや割烹料理店で総料理長などを務めた。最近では、アサリを食べたり、仕掛けた漁網を破ったりして漁業関係者を悩ましている厄介者である“エイ”を「灰干し」の技術を使い、食用にしている。
山と海の厄介者を有効活用し、おいしいモノを生み出す料理人の挑戦を追う。