新窓をあけて九州『ずっと住みたいまちを、この手で』5/27(日)10時~放送

ずっと住みたいまちを、この手で

5/27(日)10:00~10:15


鹿児島県薩摩半島の南端にある南九州市頴娃町。

ここで、人口減少により増え続ける空き家を再生するまちおこしが行われている。取り組んでいるNPO法人のメンバーの一人が福澤知香さん(31)。

鹿児島県の別の市の出身で、大阪や高知などで観光業に携わったあと、頴娃町に移住。観光と農業を結びつけたイベントに携わりながら「空き家再生プロジェクト」の中心メンバーとして活動している。

かつて、頴娃町一の繁華街だったもののすっかり寂しくなった石垣地区。その中心部で手つかずとなっていた築100年の「塩屋」跡を、住民や大学などと連携してコミュニティースペースとして再生した。

また、知名度の高い地元の「知覧茶」をもっとPRしようと、茶畑の中にある空き家を、農家と観光客の交流の場として生まれ変わらせた。さらに福澤さんは、別の空き家を民宿に再生し、この春開業。その民宿を自ら切り盛りしている。

過疎高齢化が進む地域にも、まだ埋もれたままの宝がある―。その宝を住民たちと力を合わせて発掘しようと奮闘する福澤さんの取り組みを紹介する。