2/9(日)10:15~世界一の九州が始まる!「屋久島の地杉を世界へ」


「屋久島の地杉を世界へ」

2/9(日)10:15~10:30

番組概要

世界自然遺産の島として知られる屋久島。樹齢千年を超える屋久杉は、森の象徴だ。しかし、屋久島では戦後、大規模な伐採が行われ林業が栄えた。

保護される森がある一方で戦後、植林された森がある。建築資材として使うことができる植林された杉は「地杉」と呼ばれている。土壌が薄く厳しい環境で育つ地杉は、油分を多く含む。固く耐久性があり、加えてリラクゼーション効果の成分も多く含むことが分かった。

この地杉を活用し、時代とともに衰退した林業を再生しようというプロジェクトが立ち上がった。名づけて「屋久島地杉プロジェクト」。建築資材を扱い、横浜に本社があるチャネルオリジナルの家山英宜さん(56)と、屋久島で山の仕事に携わっていた時寛之さん(46)を中心に、島の林業関係者が連携。島内での消費が限られる中、地杉を島外に“輸出”し販路拡大を目指す。

すでに東京などで住宅や施設など100棟以上の建物に地杉が使われ、その数は増え続けている。「色の変化が楽しめる」「肌触りがいい」など好評だ。

プロジェクトは、単に屋久島の林業復興にとどまらず、保護される森と活用される森の「共存」も視野に入れている。家山さんと時さん、二人の熱い思いを聞き、その挑戦を追う。