11/3(日)ひる1時~「ダイドードリンコ 日本の祭り 金吾様踊り」放送

さつま町中津川地区で9月29日、大石神社の秋季大祭「金吾様踊り」が奉納されました。
去年、一昨年と台風で中止となり今年も天候が心配されましたがこの日は、天気にも恵まれました。

金吾様踊りは、およそ400年前から伝わる秋の祭り。中津川の5つの集落に伝わる踊り「六尺棒踊り」「鷹刺し踊り」「虚無僧踊り」「三尺棒踊り」「兵児踊り」などが踊られます。

なんといっても今回注目なのが昭和30年以来踊られてこなかった「棒打ち舞」を64年ぶりに復活させるということ。この踊りの復活に熱心に取り組んだのが金吾様踊り活性化実行委員会の米森十一さんです。米森さんは、64年前の踊りを知る師匠を訪ね踊り方を習い、今回「棒打ち舞」を踊る若手踊り手に指導。また、当時の衣装を探しだし、地元お年寄りグループ「夢はな会」の協力を経て陣羽織を手作りしました。さらに、小道具などは、自分の家の作業場で作り、当時の写真を参考に製作。そして、本番を迎えました…。

金吾様踊りは、保育園児から年輩の方まで参加するお祭りで、9つの演目が披露される。意外にも自分の集落以外の踊りは、ほとんどの人が踊れないのが特徴です。一時、金吾様踊りの存続が危ぶまれた時期もあったが地元住民たちが協力して復興してきました。
米森さんは、郷土芸能で地域を活性化させたいと語ります。昨年は、実行委員会が属する中津川区公民館が地域づくりで評価され数々の全国表彰を受けました。金吾様踊りは、たんに大石神社に奉納するお祭りではなく中津川地区全体を活性化するイベントなのです。
番組では、金吾様踊りにかける人々の姿を追います。