7/8(日)10:15~世界一の九州が始まる!「入れ歯磨きの常識が変わる!」

片手でパシャパシャ 入れ歯磨きの常識が変わる!

7/8(日)10:15~10:30

https://youtu.be/qODPxeO3KW0

番組概要

一見レモンの置物のような鮮やかな黄色の物体。実は常識をくつがえす、入れ歯磨き専用のブラシだ。

多くの高齢者が使う入れ歯。しかし手に力が入りにくくなった高齢者にとって、毎日の手入れは意外に大変だ。きちんと磨かないと細菌が繁殖し、誤嚥から肺炎につながる恐れもある。

うまく磨けないお年寄りを見て心を痛めていた、鹿児島市の歯科技工士・福留博文さん(49)は、入れ歯製作の現場にあった身近な道具からひらめいた。

入れ歯を押し当てて回すだけで簡単に磨けるブラシを考案。県の工業技術センターの支援を受けて特許を取得。

しかしブラシの植毛ができる会社がなかなか見つからない。福留さんは4年もかけて製造メーカーを口説き落とし、構想から9年でようやく発売にこぎつけた。

完成したブラシは短時間で入れ歯の隅々まできれいに磨ける。「画期的!」と介護現場からも大好評。何よりお年寄りたちが笑顔になった。

福留さんは、“入れ歯磨き体操”も考案して啓発活動にも取り組み、さらに手持ちタイプや電動タイプの開発にも着手。世界中の入れ歯使用者に広めるつもりだ。

「デンチャー(入れ歯)ケア元年にしたい!」笑顔とブラシを広げる福留さんの挑戦を追った。