1993年の夏を忘れない⑤
8・6水害の混乱が続く中、8月9日には大型で非常に強い台風7号が接近。九州の西を北上しました。大隅地方を中心に300ミリを超える大雨となり、垂水市では土石流で5人が亡くなりました。
8・6水害からようやく復旧しつつあった9月3日、戦後最大級の台風13号が薩摩半島に上陸。
金峰町では住民が避難していた民家を土砂が襲い、20人が死亡。川辺町では土石流で9人が亡くなりました。県内の死者は33人に上りました。
甲突川や万之瀬川は氾濫。台風13号による建物被害は3万8000棟にのぼりました。