「世界の子どもたち・学生たちに人気の職業」
2019年3月卒業 見込みの就活生を対象にした就職活動の面接が6/1に解禁され、本格的に就職活動始まりましたね。就活生の皆さんは頑張ってくださいね!
さて、皆さんは子どものころになりたかったものはなんですか?私はバレリーナでした。たくおさんはおもしろいローカルタレントでしょうか?先日「ユーチューバー」を紹介した山口プロモーションでも少しお話しましたが、今の子どもたちのなりたいものの中には「ユーチューバー」など私たちが子どもの頃にはなかった職業が入っています。また、調べてみたところ、海外の人気の職業というのもとても興味深かったです。
今回の山口プロモーションでは「世界の子どもたち・学生たちに人気の職業」についてご紹介します。
<日本の人気職業>
「大人になったらなりたい職業」、さまざまな企業や団体が行なった調査がありますが、第一生命保険の調査によりますと、男の子の1位は「学者・博士」、女の子の1位は「食べ物屋さん」となりました。2014年から3年連続の日本人がノーベル賞受賞ということもあり、15年ぶりに「学者・博士」が1位になりました。女の子の食べ物屋さんは21年連続トップで、ダンスが体育の必修となったことから、ダンサーやダンスの先生も人気となっています。今年の新成人が小学6年生の頃はメジャーリーグでイチロー選手や松井秀喜選手が大活躍し、野球選手が1位でした。「学者・博士」や「ダンサー」から「ユーチューバー」まで、そのころに流行したものも影響しているようです。
<韓国の人気職業>
日本では人気ではあるものの近年1位になっていない職業「教師」が韓国では11年連続で「大人になったらなりたい職業」1位となっていました。2位と3位の野球選手とサッカー選手を足した数よりも多くダントツ1位でした。学校の先生、塾の先生など教師にもさまざまありますし、幼稚園から塾へ行っている子も少なくないようです。学歴社会といわれ、教育に力を入れている韓国ならではの結果かもしれません。
<アメリカの人気職業>
アメリカでは医師・ITというのが人気となっていて、「US News」新聞社が発表の人気職業ランキングではおととしには矯正歯科医が1位となっていました。アメリカ社会では「良い歯並びが究極の予防」という考え方があるようで、子どもの頃から矯正治療をし良い歯並びを手に入れることがステータスになっています。2018年度版では1位ソフト開発者、2位歯科医、3位医師アシスタント、4位特定看護師、5位矯正歯科医でした。そのほかデータサイエンティスト(データをもとにマーケティングなどに生かす仕事)なども人気の仕事になりつつあります。
<ドイツの人気職業>
警官、ドイツ連邦軍からBMWグループ、ポルシェ、ルフトハンザ航空まで、ドイツでは国を守る職業やドイツの誇る企業の人気が高いです。BMWやポルシェの名前があがり、自動車整備士や機械整備士、自動車ディーラーなど車間関係の仕事にドイツの子供たち、学生たちは興味があるようです。また、ドイツは職人の国とも言われています。「マイスター制度」というものがあり、優れた技術を残すことを目的に実施されているドイツ発祥の職業能力認定制度のことです。そのため、早いうちから弟子入りし職人になる人も多いようです。
<フィンランドの人気職業>
福祉に手厚い国として有名なフィンランドは国際的な学力テストで常にトップクラスの成績を修めています。小学校と中学校までの9年の学びのあとには高校と職業訓練校、そして大学と高等職業専門学校(ポリテクニック)と進学先が分かれています。近年は職業訓練校が高校よりも人気があり、敷居が高くなってきているようです。教育費が大学まで無料というのも資金による障害がなく多くの選択肢から選べますね。若いころからさまざまな職業について考える機会がおおく、この職業が人気ということはあまりないそうです。また、レストランで給仕をするのにも資格がいるほどフィンランドは資格社会ともいわれています。
<海外の特殊な職業>
南太平洋のバヌアツ共和国には水深3mの海底に郵便局があり、その郵便局には郵便局員が常駐しています。アメリカにはゴルフコースの池に落ちたゴルフボールを拾うダイバーゴルフダイバーがいます。トップダイバーになれば年収1千万以上稼ぎます。ただ、アメリカのゴルフコースの池にはワニなどもいますので命がけです。マットレスの耐久性を試し、マットレスの綿の塊などがないかも確かめるマットレスジャンパー、環境と人間とペンギンに優しいことを条件とした南極の郵便局局員(イギリス)、交際相手に別れを告げるさよならメッセンジャー(ドイツ)、インドの移動遊園地のアトラクション全手動観覧車押し係など日本では考えられないような仕事もあります。
<日本の特殊な職業>
相撲力士や落語家、舞妓、畳職人など日本の伝統的なもの・ことに携わる職業は他の国にはないのは想像できますが、それ以外にも日本にしかない職業、海外からきた人に驚かれる職業などはありました。プロのひよこ鑑定士という仕事は日本にしかなく、また、鑑定士を志すときにも「25歳以下でないと講習を受けることはできない」、「視力が1.0以上でなくてはいけない」という制限もあるためなれる方も限られています。また、クールジャパンの代表漫画・アニメの世界の仕事も日本は幅広く、メカデザイナーというロボットのデザインをする仕事は日本で生まれたといわれています。また、私たちは良く見かけますが、道路工事などの際に交通整理をしてくれる交通整理員も海外にはあまり見られない職業です。
時代によって、また国によっても人気の職業は少しずつ変わっていました。子どもたちが大人になるころにはまたこの人気の職業というのも変わっているかもしれません。ただ、時代や国によって変わらず人気な職業というものもありました。アナウンサーのお仕事に興味を持ってくれている子たちにも誇れるよう日々の仕事を頑張りたいと思いました。