「人前で歌うコツ」
来週はいよいよMBCラジオまつりですね!青たくステージでは「にゃんこスター」をお迎えします。そして野口たくおさん、早稲田裕美子さんの「ひだまり」のステージもあります。数々の大きなステージを踏んでこられたたくおさんには必要ないかもしれませんが、参考にしていただければと思い、今日の山口プロモーションは「人前で歌うときのコツ」ご紹介します。一ヶ月ほど早いですが、リスナーのみなさんは忘年会のカラオケ大会で歌うとき、今日の山口プロモーションを思い出してくださると嬉しいです。
歌が上手に聴こえるコツ
練習をたくさんすること
当たり前ですが、練習をたくさんすることが大切ですね。練習をたくさんすると上手くなりますし、不安要素もなくなっていきますよね。「ここができない!」と思っているとそこにばかり気を取られ、本当は上手くできるところもできなくなってしまいます。上手くできなかったところがあると、歌っている途中引きずってしまうこともあります。また、不安なところがあると緊張してしまいます。緊張しすぎると筋肉が強ばってしまい、良いパフォーマンスができません。不安を解消するためにも練習をすることが大切ですね。
原曲をしっかり聴くこと
間違って覚えていては、何度練習をしても意味がありませんよね。カラオケやカバーの場合には、まずは原曲をしっかりマスターすることが大切です。音楽を聴くときには何かをしながらやうるさい中ではなく、細かい音も聞き分けられるよう静かなところで聴くのがいいようですよ。細かいところは適当に、自分流にアレンジしすぎてしまうのは、よくありません。練習しながら原曲もしっかり聴いて正しい音をマスターするようにしましょう。
「始め」と「終わり」をしっかり聴かせること
まず第1声、第1声をしっかりと出せば、人をひきつけられます。一番盛り上がるサビは、歌い出しを小さくして途中から声量を上げ、ふり幅を大きくします。そして曲の終わりは、音をのばす歌であれば長く声を伸ばし、フェードアウトする曲では息を抜いてささやくように終わらせるのがコツです。歌を聴いている人は多くの場合(カラオケなどの場合ですが)1曲を通して聴き入っているわけではありません。最初と最後だけでも「声を演出」して聴かせると、歌が上手く聴こえるようです。
人前で上手く歌うコツ
上手く歌うことを意識する
イメージトレーニングはやはり大切なようです。人前で歌うときには「上手く歌わないといけない」「目立たないといけない」と思ってしまいがちですが、それはかえってよくありません。もちろん、プロの歌手の方は「上手く歌うこと」や「お客さんに満足してもらうこと」が大切ですが、私たちの場合は、上手く歌っている自分を想像し、「気持ちよく歌うこと」が大切です。どんなふうに歌うかを考えて、イメージトレーニングをし、気持ちを込めて歌う、自分も楽しんで歌うと人前でも上手く歌うことができます。
緊張することは悪くない
緊張は良くないものと考えられていますが、悪いものでもないようです。緊張をすると交感神経が活性化、身体の筋肉が萎縮して血圧や心拍数が上がります。そのため、身体が硬くなったり、呼吸が浅くなります。その時には、あくびや全身を使った深呼吸をして、こわばった顔、身体をほぐすのが効果的です。以前、たくおさんにAIさんのコンサート前、「人前で上手く踊るコツ」ご紹介しましたが、その時にもお話したように緊張していることを自分で認識することも大切です。人間の脳はずっと緊張し続けることはできず、緊張した時に出るアドレナリンやドーパミンが出るほど、それを抑制するセロトニンが放出されるそうです。そのため、緊張してきた時には、それを抑えようとする働きも自分の脳内では起こっています。緊張している自分を客観的にみることで、結果的には緊張しなくなっていくようです。
あらかじめ緊張時に起きるミスの対策を考える
緊張したときにしてしまいそうなミスをあらかじめ想定しておいて、その対策まで考えておくといいでしょう。キーを外してしまった、歌詞を忘れてしまった、自分が歌う順番を忘れてしまったなどであれば、焦らずに「ここからなら自信を持って歌える」というところまで頑張る、歌詞を足元に書いて置いておく、曲順をメモしてポケットに入れておくなど今のうちから対策をします。ミスをしたらこう対処するといった対策を考えていれば本番も落ち着いて行動ができます。
新しい練習は直前はしない
これは私のバレエの舞台の前などに気をつけていたことですが、新しい練習は舞台一週間前には取り入れないようにしていました。少しでも上手くなりたいと思うあまりいろんな事をしてみたいという気持ちになりますが、新しいことをすることによって、今までできていたことができなくなる可能性もなります。一週間前には反復練習、今までやってきたことの繰り返しの方が良い気がします。本番直前もいつもと変わらないウォーミングアップをして普段通りを心がけるようにします。ただ、上手くいくジンクスや本番前に験担ぎというのはアリだと思います。
人前で歌うことは誰しも緊張するもののようです。今回調べてみて、プロの歌手の方も、
歌の先生をされている方も、やはり緊張するし、それによって失敗もすると言っていました。
緊張とどう付き合うか、失敗をどう乗り切るかが上手い人と
そうではない人とを分けているようです。
たくおさん、いつもどおり頑張ってくださいね。