今回は、山口真奈アナウンサーに代わって、私 森万由子が「キャンプ」をプロモートします。
テレビ東京の『ガイアの夜明け』でも、今年8月に紹介されていましたが、最近「キャンプ」が流行しています。
「第2次キャンプブーム」と呼ぶそうです。
「第一次キャンプブーム」は1990年代におこりました。その要因として、「自動車が一家に一台」になったこと、国家公務員をはじめ「週休二日制」が浸透してきたことが挙げられます。ちょうどバブルがはじけた頃で、街で遊ぶより自然に癒されたい、 という人が増えていたことも理由にあるのかもしれませんね。
さて最近の「第2次キャンプブーム」はどのようにしてやってきたのでしょうか。
その理由はいくつかあるんですよ。
一番大きい理由は、やはりこれ! 「SNSの登場」です。元々キャンプが好きな人に加え、写真共有アプリ インスタグラムの登場で生まれた「インスタ映え」な投稿をするためにキャンプを始める人が増えました。
その一方でキャンプする場所は、インターネットの通信状況が悪いことが多々あります。私も含め、普段スマートフォンをずっと触っている人にとって、強制的に連絡を取るすべがなくなることは、精神的な開放感を生みます。キャンプをして自然を楽しむことは、ネット依存から一時的に脱却させてくれる「ネットデトックス」の効果もあるんですよ。
またインターネット通販などのおかげで、キャンプ道具をより手軽に購入できるようになりました。道具がそろうとキャンプへのハードルもそこまで高いものに感じなくなったのではないでしょうか。私もテントやレインポンチョなどインターネットで価格を比較しながら購入しました。
さてこのキャンプブームを牽引しているのは、あるアニメの存在も挙げられます。それは『ゆるキャン△』という作品です。原作は漫画でその後アニメ化もされている作品なのですが、この漫画はすごい!!!「夏に仲間とワイワイ行うもの」という世間のキャンプへの認識を、「一人で、冬でも年中楽しめるもの」に変えました。女子高校生たちが、冬に各々持ち寄ったテントでキャンプを楽しむ様子は、私たちのキャンプ欲をグッとかき立てます。このアニメの影響もあり女性のソロキャンパーも増えたのではないでしょうか。(ソロキャンパーというのは1人でキャンプをする人のことです)
最近のキャンプブームを語る上で欠かせない存在が「グランピング」。たくおさんも先日放送されていた『てゲてゲ』で体験されてましたよね~!ホットワインや焼きマシュマロなど、「ラグタレ」の先輩にぴったりのすごし方だったのでは?
日本グランピング協会によりますと、そもそもグランピングとは「グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称」のことをいうそうです。
グランピング施設は、今日本全国に増えています。鹿児島市坂之上にある「グッドラック スターガーデン」、大分県の由布院に今年の夏オープンした、温泉も一緒に楽しめる施設も話題を集めています。
さて、実は私も小学生くらいからキャンプが好きな「キャンパー」なんです。
小学生の時は近所のお兄さんお姉さんたちと、夏は種子島などの離島に10日間ほど。冬は宮崎県えびの市でスケートも楽しみながらキャンプをしていました。その時学んだ火の炊き方や、飯ごうの水加減は今でも忘れません。
そして大学生ぐらいになってからは、貯めたお金で少しずつマイテントなどを購入し、キャンプへ出かけています。
最近は野外での音楽フェスティバルで、何日間か開催されるものに関しては、キャンプサイトが併設されているものが増えてきましたよね。私も「フェス」にテントを持ち込んで参加しています。会場に宿泊すると、他の人より早く会場入りし、遅くまで会場にいられるので目一杯音楽を楽しむことができている気がします。
ところで、今月14日土曜日、新聞を読んでいますと「ふたご座流星群 見頃」という記事を見つけました。そこで急に思い立って、流れ星を見るため、初のソロキャンへ行ってきました。出かけたのは前から行ってみたかった「輝北うわば公園キャンプ場」。
テントをたてた後、ソロキャンの楽しみの一つである、人の目を気にしない食事(カップラーメン)を楽しみました。キャンプ場は私のほかにも5組ほど利用客がいました。そして夜9時ごろに天文台 輝北天球館へ行き天体観測をしました。オレンジ色にも見える月をクレーターまで眺めたり、一緒に望遠鏡をのぞいていた子どもたちの素直な反応に、心癒されたりしました。
その後テントに戻り、外にレジャーシートを敷いてしっかり毛布に包まって、温かいほうじ茶をお供に、寝転がって星を眺めました。調べてみますと、その晩は月の明かりが眩しすぎるので、月に頭を向けて寝転がると、より流星群を見られるかもしれないと書いてあったので、そのようにして眺めました。
ポータブルスピーカーで好きな音楽を楽しみながら寝転がること数10分、5個以上は流れ星を見ることができました!ソロキャン、一見孤独なものに思えるかもしれませんが、やりたいことがたくさんあってあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
翌日は早起きして、朝日が出てくるのを眺めながらテントを手入れし、そのまま霧島市 日当山の温泉でさっぱりして、ぐるっと下道をドライブして帰りました。最高の休日だったなあ。
今回のキャンプ楽しかったものの、初めてのソロキャンで、もっとこうしたらよかったなということがたくさんあったのでお伝えしておきますね。
・キャンプ場は輝北で言えば午後5時半まで、など受付時間が決まっているので余裕を持ってチェックインする。
・日が暮れると手元が見えづらくなるので着いたらすぐにテントをたてる。
・夜はかなり暗いのでランタンなど灯りを持っていく。
・テントを固定する紐の結び方「もやい結び」ができると、よりしっかりテントを固定できるので習得したい。
・また、持っていなかったので普通のコンロをもって行きましたが、朝は湿度で火がつきませんでした。しっかり火を焚くか、専用の道具を持っていけばよかったです。
以上のことを次回は気をつけようと思いました。
これからキャンプに出かけようと思った皆さん、冬のキャンプは思った以上に寒かったです。手先足先、頭が特に冷えたので、ニット帽・手袋などが重宝しました。今期は「ボアジャケット」というアウトドア発祥のモコモコした上着が流行っていますので、おしゃれを楽しみながら暖を取るのもいいですね。
身の安全を図ることはもちろん、周りの人にも迷惑をかけず、またこの大自然を楽しめるよう、環境にも気を使いながらキャンプをしていきましょう!
以上今回はキャンプについてプロモートしました。
ソロキャンもいいけど今度はたくおさんや山口さんともキャンプしたいなあ…