子どもの日は過ぎても、まだまだ鯉のぼりが楽しめる場所があります。
俵原団地の近くの思川の河川敷です。
ここに鯉のぼりをあげて10年、
姶良市コミュニティ協議会連絡会 会長 野口治將さんに伺いました。
きっかけは、思川が汚れていたこと。
どうにかしてきれいな川にしたいと話し合い、鯉のぼりをあげることになったそうです。
河川敷に20本の竹を建て、そこに1本に5匹の鯉のぼりをあげます。
この竹も、近くから切り出して持ってくるそうです。
長いものは16メートルくらいあるそうです。
それを地域のみなさんで協力して毎年立てるのですが、70歳以上のメンバーが
慣れた手つきで立てていきます。
今年はその作業の日が雨で、いつもより大変な作業でしたが、
100匹の鯉のぼりが、思川の河川敷に泳ぐ姿は、とても気持ちがよく元気を貰えます。
また、野口さんも感無量ですと話します。
この鯉のぼりは、元々は個人のお宅で揚げられていたもの。
しかし、なかなか揚げる機会がなくなったものを譲り受けています。
倉庫などに仕舞ったままの鯉のぼりが、また思川沿いで息を吹き返しているんですね。
鯉のぼりをあげることで、思川も綺麗になり、河川敷の草苅もして、
この河川敷まで下りてゆっくり眺められるようになっています。
5月いっぱいまで楽しめるそうです。
そして、この思川沿は紫陽花もきれいに咲きます。
今月中旬くらいからは鯉のぼりと紫陽花、両方楽しめそうです。