ねっと丼(仮)

「きばっちょいもす」83歳の木工職人 岡本恒雄さん

鹿児島県いちき串木野市生福に住む岡本恒雄さんは、1934年・昭和9年生まれの83歳です。木工ろくろを使って皿や壷などを作る木工の名人です。

(岡本 恒雄さん)
「木切れの端っこの捨てるようなものでも、加工して製品として生き返ることが魅力」

岡本さんは、もともと定年までプロパンガス会社に勤め、木工細工を始めたのは64歳の時でした。
自宅近くに地元の林業グループが作った「愛林工房」がきっかけでした。

(岡本 恒雄さん)
「皆ができるなら自分もやってみようと通い始め、意外と面白い製品ができて、やみつきになってしまいました。」

いちき串木野市冠岳地区の「愛林工房」。岡本さんは週4回この工房に通います。作る物は、皿、茶わん、お盆、壷、茶托など様々です。
工房では木工ろくろの体験学習も行っていて、岡本さんは指導役も務めます。

この日は市の生涯学習クラブが訪れ、岡本さんは、木の削り方や木工ろくろの使い方など細かく丁寧に指導しました。
工房には常連の会員が5、6人いて、思い思いに作品作りを楽しんでいます。

(岡本 恒雄さん)
「木工細工で喜ばれたことは、木材祭りなどの出店でお客さんにこんなに安く売って採算が合うのかと言って喜んで買っていかれます。喜んでもらった以上は、責任持って作らんといかん」

いちき串木野市の岡本さんの自宅には、今まで作りためた茶わんや皿、菓子器、壷などが所狭しと並んでいます。その数の多さは、岡本さんの木工への情熱を感じさせます。工房で作った作品を家に持ち帰り、塗装などの仕上げをして完成させます。

木工だけでなく、毎日夕方のウォーキングと、妻のフミ子さんの手料理が元気の元です。

(妻 フミ子さん)
「毎朝、私が作り置きした酢つけのニンジン、大根、キュウリにチリメンジャコを付けたものを食べる様になってから、すこぶる元気です」
「主人は正直者で心が綺麗です。怒られたら腹が立つけど、この人は良い人だと心では思っています」

(長女 濱口 喜美代さん)
「私たちがたまに串木野に帰ってきた時も、小屋の所でマスクをしてニスを塗ったりとかして楽しんでいるように見え、もうひたすら木工が元気の元だと思います。」

「愛林工房」を運営する愛林会は、年に10回ほど、各地で木工教室の指導を行っています。工房の車、「トンカチ号」に機材を満載して、仲間と指導に出かけたのは、枕崎市の南溟館です。

「夏休み親子木工教室」で、小鳥の巣箱や本棚づくりに挑戦する子どもたちに、のこぎりの使い方や、板の寸法のとり方など指導しました。
教室は朝9時からで、昼前には終了。出来上がった作品に、参加した子どもたちは満足した様子でした。

(岡本 恒雄さん)
「木工教室の今日も皆さん出来上がった作品を見て、子供さん親御さん、良かったナーとニコッと笑って、また来年も来ますとおっしゃって頂くと、非常に励みの言葉になって、こら頑張らんといかんナーと思います」

作品作りだけでなく、木工を通じた多くの人たちとのふれあいが、岡本さんの生きがいです。

(岡本 恒雄さん)
「沢山の皆さんに出会って話したり聞いたりして、もう気が若返って、腰も曲がらずシャンとして本当に有り難いです」


「きばっちょいもす」は、鹿児島県内各地の元気なお年寄りを紹介する、MBCニューズナウの恒例シリーズです。

◆83歳の木工職人 岡本恒雄さん
◆MBCテレビ「MBCニューズナウ」 2017年9月19日放送
◆撮影:いちき串木野市のMBCふるさと特派員・小島忠義さん

-ねっと丼(仮)
-,

Copyright© MBCブログ , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.