「ヒーローファイル」第7回 ソフトテニス 齋藤ひなの選手 (12月9日放送)

【にこにこキャプテン 齋藤ひなの選手】

2020年の鹿児島国体に向けて、様々なチーム・選手が地元での栄冠を得るべくしのぎをけずっています。そのひとつ、城山ホテルの女子ソフトテニス部は、健康の森公園のテニス場で練習をしています。今回はチームのキャプテン、齋藤ひなの選手をご紹介します。

 

城山ホテルのソフトテニス部は、鹿児島国体での活躍を目指して2012年に創部されました。7年目の今年は福井国体にチームとして出場。結果は2回戦敗退でしたが、着実に力をつけてきています。その証拠に11月末に行われた日本実業団リーグでは全勝で優勝。リーグ32年の歴史で初の快挙を達成しました。

◆日本実業団リーグを振り返って―。

(齋藤ひなの選手)『実はあまり勝てるとは思っていなくて、自信はなかったんです。でも試合をやってみると、自分たちの実力にもっと自信をもっていいんだなと思いました。一番年上の私が22歳ですごく若いチームなので、元気のよさで盛り上がりがあったので、ポイントをとったときにいい雰囲気にもっていけたかなと思います。』

 

チームを率いる徳森ひろみ監督も、この優勝は意外な結果だったそうです。

(徳森ひろみ監督)『去年まではベテランの選手が3名いましたが、今年はその3名が抜けて、18歳の新しい選手が3名入ってきたので、”新生”城山ホテルという形でスタートしました。なので、勝ち上がっていくのはなかなか厳しいと思っていたんです。』

◆今のチームの良さは―。

(徳森監督)『1ペアが負けても、「次のペアが頑張るから大丈夫!」とかそういう声かけがよくて、チームワークができてきたんじゃないかというのを感じています。雰囲気がすごく明るくて、みんなでやるときはやる、そして遊ぶときは遊ぶ、というふうにやっています。』

雰囲気作りの上で、キャプテン斎藤選手の存在が大きいと話します。

(徳森監督)『とっても温和です。そして笑顔がいいです。練習でもニコニコ、きつくてもニコニコ笑っているのが齋藤キャプテン。笑顔で厳しくやっています。主将のいいところを選手たちに見せているなと思います。』

一方で徳森監督は、キャプテンとして厳しい声もかけてほしいと話します。その想いを感じている斎藤選手は。

『心を鬼にして、しかる所は言わないといけないなと思っているんですけど、なかなかその一歩が踏み出せないです(笑)』

 

◆キャプテンとして意識していることは―。

『弱音をはかないようにしていることと、常に笑顔でいることです。』

◆これからの目標は―。

『まずは鹿児島国体優勝っていうのが一番大きな目標で、あとは日本リーグ昇格です。個人的な目標では、全日本シングルスでベスト4に入ることです。』

 

にこにこ笑顔のキャプテンが率いる城山ホテルの新生ソフトテニス部。のびのびとプレイするメンバーが印象的でした。鹿児島国体に向けて、齋藤キャプテンは明るくチームを導いていきます。

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