前半戦のヤマ場で接戦制し首位キープ B3レブナイズ

バスケットボールB3リーグ首位の鹿児島レブナイズは12月2日と3日、サンアリーナせんだいで4位トライフープ岡山と対戦。上位陣大混戦の中、1日にバーンズがケガのリハビリのため帰国することになり、レブナイズにとって前半戦の大きなヤマ場となりました。

【GAME1・12月2日】

試合は序盤から互いに激しいディフェンス争い。レブナイズはファウルトラブルに苦しみ、1Qから日本人のみの時間帯もありましたが、我慢してしのいで接戦が続き、78-78で今季2度目の延長戦に突入。延長でも互いにリードを奪い合う展開の中、1点を追う残り7秒の攻撃から濱田がシュートを放ち、リバウンドをとったゲインズJrが残り0.4秒でファウルを受けながらシュートを決め逆転。フリースローも沈めて、92-90で劇的な勝利となりました。

【GAME1】逆転のダンクを豪快に決めてチームに勢いをもたらす#23ゲインズJr

☆鹿児島 22 13 28 15 14 | 92

★岡山  24 12 23 19 12 | 90

#23 ゲインズJr:21得点・10リバウンド・5アシスト

#15 濱田:16得点・6アシスト

#11 森田:15得点

#31 ロート:14得点・10リバウンド

#1 中島:7得点・5アシスト


【GAME2・12月3日】

首位のレブナイズを一目見ようと、サンアリーナせんだいには今季最多1567人が詰めかけました。試合開始からレブナイズが攻守にエンジン全開。開始5分で17点差をつます。2Q序盤に一気に同点に追いつかれますが、2Q途中から再び流れをつかみ41-30で折り返します。3Qも勢いに乗って50-30と一時20点差をつけます。しかし流れは再び岡山に。9点リードで迎えた4Q、ファウルに苦しむレブナイズは徐々に差を詰められ、残り3分までにエースのゲインズJrと大黒柱ロートが5ファウルで退場となる絶体絶命のピンチ。その後日本人のみで戦い、残り1分半で75-76とついに逆転を許します。しかしゴール下で今川が奮闘し、残り19秒で77-76と再逆転。最後の岡山の攻撃を守り切ったレブナイズが、今季ホーム戦負けなしの8連勝で首位を守りました。終了のブザーと同時にベンチメンバーもコートになだれ込んで笑顔で抱き合うシーンが、激闘を物語っていました。

【GAME2】1点差を守り切り喜びを爆発させる

☆鹿児島 23 18 25 11 | 77

★岡山  13 17 27 19 | 76

#23 ゲインズJr:18得点・7スティール

#15 濱田:17得点・6アシスト

#32 武藤:15得点

#31 ロート:10得点・13リバウンド

◆クルニッチHC『両チームともいいプレーをしていた。その中で貪欲に勝ち取った一勝。全員がハードワークした試合で、本当にこの2日間勝ち切れて良かった。いい雰囲気を作ってくれたファンやスタッフに感謝している。まだレギュラーシーズン30試合以上あるので、次の試合に向かって目の前のゲームに集中し準備していきたい』

◆武藤『みんないい仕事をしたと思う。しかし3Q頭で20点差つけた中でそこを詰められてしまうのは、自分たちがこれから上位チームと戦う中でカギになってくると思う。そういった時こそ、もっとチーム全体で強度高くやっていく必要がある。今日はたくさんの方が会場に来てくれた。改めて皆さんのおかげでプレーができていると感じた。一生懸命プレーして感謝の気持ちも伝えていきたい』

【GAME2】17得点・6アシストでブースター投票MVPの#15濱田

◆濱田『1500人以上の方が会場に来てくれたことに感謝している。その中で岡山に2連勝できたことは大きい。AJやロートのところは激しく当たってくることは分かっていたので、僕が前に立って何かプレーができたらと考えていた。最後の日本人だけの状況は普段から練習していたので、コーチ含め全員が準備できていたのは良かった。コロナの影響もありキャリアが始まってから観客の皆さんと一緒に盛り上がって戦うという経験があまりなかったので、正直すごく嬉しかった』

◆今川『今日の試合はブラボー!ブラボー!ブラボー!チームも会場もみんなで戦って掴んだ勝利だった。最後の接戦で試合に出ているという経験が少ないので、多くの方が来てくれた会場が沸いたあの瞬間はすごく嬉しかった。しっかり気持ち切り替えて自分たちのやるべきことをやって、次のゲームに向けて準備していきたい』

レブナイズの次節は12月10日と11日に4位横浜エクセレンスとアウェー神奈川県で対戦します。


【B3リーグ 2022-23シーズン順位表】(第9節・12月5日現在)

1  鹿児島  16勝2敗  .889

2  静岡   15勝3敗  .833

3  岩手   15勝3敗  .833

4  横浜EX 14勝4敗  .778

5  岡山   13勝5敗  .722

6  埼玉   13勝5敗  .722

7  東京U  11勝7敗  .611

8  八王子   7勝11敗 .389

ーーーー(プレーオフ進出ライン)ーーーー

9  湘南    7勝11敗 .389

10 金沢    7勝11敗 .389

11 岐阜    6勝12敗 .333

12 山口    6勝12敗 .333

13 三重    5勝13敗 .278

14 豊田合成  5勝13敗 .278

15 立川    4勝14敗 .222

16 品川    0勝18敗 .000


【リーダーズ】(レブナイズ関係)

<得点>

3位 アンソニー・ゲインズ・ジュニア 平均22.06

<アシスト>

7位 濱田貴流馬 平均4.22

<リバウンド>

5位 ローガン・ロート 平均9.78

<スティール>

1位 アンソニー・ゲインズ・ジュニア 平均2.78

<ブロックショット>

2位 ローガン・ロート 平均1.33

3位 藤田浩司 平均1.31

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