ラストワンプレーで「もぎ取った」勝点1 鹿児島ユナイテッドFC


明治安田生命J3リーグ・鹿児島ユナイテッドFCは3月11日、ホームでFC今治と対戦。
後半アディショナルタイムに追いつき、勝点1を「もぎ取り」ました。

開幕戦で劇的な逆転勝利を収めたユナイテッドFCは連勝をかけて、FC今治と対戦しました。
立ち上がりからユナイテッドFCが攻め込まれる展開の中、GK大内の好セーブや、ディフェンス陣の体を張った守備で決定機を作らせません。

攻撃に転じたいユナイテッドFCは前半40分。中原のロングパスから鈴木が左サイドを抜け出すと相手GKと交錯。そのこぼれ球を拾った端戸が無人のゴールにシュートを放つも、枠はとらえられず。その直後には、右サイド・五領のクロスから有田がネットを揺らすも、オフサイドの判定。
少しずつリズムを掴むと、後半の立ち上がりには、セットプレーの流れから岡本の折り返しを端戸が押し込むもクロスバー直撃。決定機を決め切れないでいると両チーム無得点で迎えた後半28分に今治に先制を許してしまいます。

追いかけるユナイテッドFCはその後、Jデビューとなる武(ユナイテッドFCアカデミーから「昇格」=プロ入り)をピッチに送りだすなど、攻撃の活性化を図るもネットを揺らせず、後半アディショナルタイムに突入。目安の4分台が迫り、このまま黒星か…と思われる雰囲気の中、クロスボールの後の混戦でロメロがシュート。これが相手のオウンゴールを誘い1対1の同点に追いつき試合終了。文字通り、ラストワンプレーで追いついたユナイテッドFC。試合を通してのシュート数は5本と、相手の3分の1以下でしたが、何とか勝点1をもぎ取りました。

試合後の会見に臨んだ大嶽直人監督は「交代した選手を含め、得点を取られた後の選手たちの押し返しは評価できる。負けずにアウェーに行けるというのは大きいポイントなので、この勝点1を無駄にしないよう1週間努力し、アウェーに臨んでいきたい」と話しました。
また、今季初先発で多くのチャンスに絡んだ端戸選手は「相手の対策をするのはいいが、相手に合わせすぎてしまっているところがある。ここ2試合、劇的に勝点を得られているが、もっと入りから自分たちの良いサッカーをして、圧倒して勝点を取りたい。次のアウェー戦は、内容の伴った勝利でホームに帰りたい」と力強く話しました。

ユナイテッドFCの次の試合は3月18日(土)、今季初のアウェー戦でFC岐阜と対戦します。

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