順延続く夏の甲子園 県代表・樟南の現地での様子は?
8月10日に開幕した2年ぶりとなる夏の甲子園には、全国各地から49チームが出場。
しかし、雨の影響で46年ぶりに3日連続での順延となるなど、日程は大きくずれ込んでいます。
そうした中、県代表・樟南高校の選手たちは現地で最終調整を続けています。
「早く試合がしたいという気持ちでいっぱいです。みんなも早く甲子園でプレーしたいと言っていたのでその気持ちしかないです」と話すのは、樟南高校の下池翔夢キャプテンです。台風で開幕が1日延期、さらに雨で3日連続で順延になるなどし日程が大幅にずれ、大会は8月16日時点で4日目。樟南の初戦は6日目のためまだ先です。
選手たちは1日2時間のグラウンド練習以外は、コロナ対策として宿舎からの外出が制限されるという厳しい状況に。それでも、「守備練習では一つのエラーもしてはいけないという緊張感を持ちながらプレーをしている」と語るように集中力を高め、自慢の守備に磨きをかけているといいます。
さらに、「各自の部屋で休んでいる人もいるんですけど、筋トレとかストレッチをして過ごしている人が多いですね。自分は、たまにストレッチとかですかね…」と、笑いながら部屋での過ごし方を教えてくれた下池主将。
初戦で戦う強打の三重高校について印象を聞くと…
「開会式で見て体も大きかったですし、宿舎でビデオを見ているが、バッティングが良いので自分たちも負けずに守備で相手を抑えて戦っていきたい」と真剣な表情で語りました。
目指すは初戦での勝利。
「日に日に期待されているんだなという実感がわいて、みなさんの期待に応えられるようにしたい。とにかく樟南らしく楽しくプレーをして相手に負けないように頑張りたいです」と、最後は笑顔で話してくれた下池主将。
コロナ禍での制限、そして大雨による順延と異例の事態が続く中ですが、選手たちの気持ちは高まっています。
樟南高校の初戦は大会6日目・18日(水)の第3試合の予定です。