３連勝でＪ２昇格戦線に生き残る　ユナイテッドＦＣ

土壇場での３連勝でＪ２昇格への望みをつなぎました。
サッカーＪ３で８位につける鹿児島ユナイテッドＦＣは、１２月９日にアウェーで最下位・１８位のＹ．Ｓ．Ｃ．Ｃ．横浜と対戦。昇格への可能性を残す白星を手にしました。

今シーズンも残り３試合。Ｊ２昇格の為には、負けられないだけでなく、得失点差を詰めるために複数得点が必要な状況のユナイテッドＦＣは、前半立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けます。一進一退の攻防が続くなか、ピンチの場面ではＧＫの大西が好セーブを連発。両チーム、チャンスを作りますが、得点が生まれないまま試合を折り返します。

後半立ち上がりも相手の攻撃をしのぐ形になったユナイテッドＦＣは、１５分のコーナーキックの場面で変化を付け、枝本が受けたボールを左サイドに送り、それを受けた岡本が中央に折り返すと、最後は薗田が泥臭く頭で押し込み先制。ユナイテッドＦＣが薗田の２試合連続ゴールでリードを奪います。
この後、反撃に出た相手の攻撃にＧＫ大西の好セーブと、集中して体を張った守備で１点を守り切ったユナイテッドＦＣ。１対０で勝利し、勝点３を積み上げ、Ｊ２昇格圏・２位との勝点差６をキープし、Ｊ２昇格の可能性を残しました。

試合後、金鍾成監督は「得点を求めなければいけないゲームで、１点しか取れなかったことは・・・」と言葉に詰まり、悔しさをあらわにした後「最後、ホームで２試合できるので気持ちで１つになって、（Ｊ２昇格の）可能性を信じてサポーターと一緒に戦いたい。」と話しました。

また２試合連続ゴールでチームを勝利に導いた薗田卓馬選手は「可能性がある限り、僕ら自身が諦めずにいたい。大量得点を取らないと厳しい状況なので、次節も点をたくさん取れるように準備したい。」と、次の試合に向けて思いを新たにしました。

ユナイテッドＦＣの次の試合は１２月１３日（日）。
ホームで下位・１４位のガンバ大阪Ｕ２３と対戦。Ｊ２昇格には、大量得点での白星が絶対条件です。