神村学園が頂点に立つ! 県夏季高校野球大会

(喜びを爆発させた神村ナイン)

新型コロナウイルスの影響で中止となっていた夏の高校野球県大会の代替大会・県夏季高校野球大会は7月29日に決勝が行われ、大会に参加した74校65チームの頂点が決まりました。

決勝は、去年夏の覇者で甲子園出場校の神村学園と、「夏の大会」では初めて決勝に進出した国分中央が対戦。
1回表、国分中央は先頭バッターの勝本がいきなりの長打で3塁まで進みますが、神村の先発・田中のコースを投げ分ける冷静なピッチングに後続3人が抑えられ、得点を奪えません。国分中央は続く2回にもランナーを3塁まで進めたものの、スクイズ失敗などで先制のチャンスを逃します。

すると2度のピンチを乗り越えた神村は2回ウラ、ランナー2人を置いて1番・田中が低めの変化球を右中間に運ぶタイムリー3ベースヒットを放ち、2点を先制します。

一方の国分中央は3回表、2アウト3塁の場面から、3番・キャプテン吉松、4番・庄村の連打で同点にします。

しかし3回ウラ、神村の先頭バッター3番の桑原が右中間スタンドへ飛び込むホームラン。
これで完全に流れを掴んだ神村は、このあともヒット5本を集め6対2と4点リードを築き、国分中央を突き放します。その後も追加点を奪った神村学園が12対2で優勝しました。

試合後、神村学園3年の古川朋樹キャプテンは、
「3年生全員でこの舞台で優勝することだけを目標に今までやってきたので、その結果が出せて良かったです。全員が意識高く全てにおいてやってくれたのでそれが体であったり技術の部分に繋がったと思います。」と優勝の理由を話しました。

一方、敗れはしましたが創部以来初の決勝に進んだ国分中央の吉松颯太キャプテン(3年)は、
「点差は離れてしまいましたが、自分たちの野球は最後までやれたんじゃないかと思います。3年生は7人で少ない人数で頑張ってきたんですけど、先生方がいて、保護者や地域の方々がいてこその3年間だったと思う。」と支えてくれた方への思いを話しました。

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