鹿児島城西の強さの秘密は? センバツ大会

初めての甲子園出場を決めた鹿児島城西高校を紹介します。

鹿児島城西高校野球部は、今年で創部65年。県内では強豪校として知られていますが、2015年夏の県大会決勝で鹿児島実業に敗れて甲子園出場を逃すなど、これまでも「あと一歩」のところで悔しい思いをしてきました。

しかし、西武ライオンズなどで活躍し首位打者にも輝いた元プロ野球選手の佐々木誠氏がおととし監督に就任。思い切りの良いバッティングと堅い守備が持ち味のチームに育て上げ、去年秋の九州大会で、ベスト4に進出しました。

チームの自慢は打撃力。現役時代、豪快なスイングで知られた佐々木監督が、すべての打者が常に全力でバットを振りぬくよう意識改革を図り、どの打順からも長打が狙える打線に磨き上げてきました。
特に、キャプテンの古市龍輝選手は身長が163センチと小柄ながらも、去年秋の九州大会では2試合連続でホームランを放つなど、豪快なフルスイングでチームを牽引しています。

一方の投手陣は、ともに180センチを越える2枚看板。
高い制球力で6種類の変化球を操るエースの八方悠介と、最速140キロを越える力のある直球と変化の大きいスライダーが武器の本格派右腕・前野将輝。投球数制限が導入される初めての大会ということもあり、「試合では助け合い、練習ではライバル」という自慢の2枚看板が鍵をにぎります。

夢の甲子園を見据えて、去年の秋以降、特に体力づくりの面で厳しいトレーニングを続けてきた鹿児島城西ナイン。
「勝利への執念」をスローガンに夢の舞台に挑みます。

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