田上選手が現役引退 吉井・谷口選手も契約満了 ユナイテッドFC 

来シーズンに向けて契約の動きを進めているサッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは、11月29日に田上裕選手の現役引退、そして吉井孝輔選手と谷口功選手の契約満了を発表しました。

田上選手は鹿児島市出身の33歳。今シーズンは、リーグ戦8試合・天皇杯1試合に出場し、チームの流れを変える活躍を見せていました。チームの中では数少ない、鹿児島ユナイテッドFCの前身チームが合併する時代からの歴史を知る一人の引退に、驚きの声も聞かれました。

田上選手は、クラブを通して次のようにコメントを寄せています。

「私、田上裕はこの度、契約満了に伴い、今シーズンをもちましてサッカー選手を引退することになりました。愛する鹿児島にJリーグのクラブを作るために鹿児島県リーグのFC KAGOSHIMAに入団させていただいて10年!辛いこともいっぱいありましたし、諦めかけたことだってありましたが、いつも熱く応援して下さったファン・サポーターの皆さま、いつも純粋な瞳で見つめてくれる子どもたち、どんな時も信じてついてきてくれた家族、私は皆さんの気持ちに支えられてピッチの上で全力で戦い続けられました。九州リーグ昇格、JFL昇格、J3昇格、J2昇格と4回の昇格を皆さんと共に喜ぶことができて、私は幸せでした。自分だけでは絶対に夢を諦めてしまっていたと思います。才能なんてない落ちこぼれの自分にエネルギーを与えてくれたこと、夢を叶えさせてくれたこと、本当に感謝しています。「鹿児島にJリーグなんて無理に決まっている」と言われて悔しくて泣いたこともあるけど、今、鹿児島にはJリーグがあって、子どもたちが目標にするチームがあります。
たった数人しか観客がいなかった10年前から、今では1万人もの方で鴨池のスタンドが埋まるまでになりました。これは、私たち選手だけで掴んだものではなくて、共に戦って下さった皆さまがいるから、みんなの夢が実現したんだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは、鹿児島を愛するすべての人にとってかけがえのない存在として桜島のようにあり続けてくれると信じています。
私はもう、選手として鴨池のピッチを走ることはありません。ここで引退することに志半ばという寂しさ悔しさもあるけど、いつか訪れる時が「今」だったのだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは支えて下さる皆さんと共に走り続けていくと思います。鹿児島ユナイテッドFCをどうかよろしくお願い致します。
今まで田上裕と共に戦ってくれたすべてのチームメイト、スタッフ、ファン、サポーター、スポンサーの皆さま、本当は一人一人に「ありがとうございました。感謝しています」とお伝えしたいのですが、まずはこの場を借りてお礼を言わせて下さい。10年間共に戦って下さった皆さま、そしてこれまでの33年間の人生で出会って下さったすべての人に感謝しています。ありがとうございました!!!これからも田上裕は、鹿児島を元気にするために、自分の道を死ぬ気で走ります!
本当にお世話になりました。日々感謝No.33 」

 

MFの吉井孝輔選手は姶良市出身の33歳。2014年シーズンの熊本時代に一旦引退を表明するも、2016年に、鹿児島がJ3に昇格するのをきっかけに地元で現役に復帰。豊富な経験を基にチームを牽引して来ました。今シーズンは県内で初開催となった「水曜ナイター」のホームゲームで先発出場するなど、4試合に出場していました。
吉井選手はクラブを通して「一度引退した自分をまた選手として受け入れてくれたクラブ、選手の仲間達にはとても感謝しています。自分自身、現役復帰にあたり強い覚悟を持ち鹿児島ユナイテッドFCを、必ずJ2に昇格させるという目標を掲げプレーしてきた中で、昨シーズンその目標を達成することができ、ファン、サポーターの皆様と一緒に喜びを分かち合うことができ、微力ながらもクラブの力になれたことを嬉しく思っています。昨シーズンの昇格を決めた沼津戦、今シーズンホーム最終戦でのコレオ、アウェイ福岡戦でのあの一体感のある応援には、ものすごく心を打たれ感動しました。皆様の応援は本当に選手に力を与えてくれます。これからも是非鹿児島ユナイテッドFCと共に戦ってください。最後になりますが、スポンサー様、ファン、サポーターの皆様、4年間応援して頂きありがとうございました。幸せな4年間でした。」とコメントしています。

 

DFの谷口功選手は、大阪府出身の28歳。4年前の2016年から、鹿児島実業高校時代以来となる「鹿児島でのサッカー生活」を送り、ユナイテッドFCの創設後、チーム初ゴールを決め、歴史の扉を開けた選手です。
谷口選手はクラブを通して「JFL・J3・J2と、鹿児島でたくさんの素晴らしい経験をさせていただきました。この6年間共に戦った選手、スタッフ、裏方でいつも支えてくれたフロントの皆さんやボランティアスタッフの方々、そしていつも万全の状態で戦えるようにメディカル面でお世話になったトレーナー、整骨院や病院の先生方、他にも温泉のおじちゃんやおばちゃん、食事の面などでもたくさんのお店にサポートしていただいて、鹿実のつながりで先輩方にも本当にお世話になりました。鹿児島ではたくさんの方々に支えていただいてやってこれました。鹿児島で出会った全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。鹿児島ユナイテッドFCのファン、サポーターの皆様、これからどんどん強く、大きくなっていく、鹿児島ユナイテッドFCをよろしくお願いします。長いようで短かった6年間ですが本当にありがとうございました。」とコメントしています。

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