ユナイテッドFC J2残留に前進!

「残留」を巡る激しい戦いが続くなか、貴重な白星を手にしました。
サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは、11月16日のホーム最終戦で4位の水戸ホーリーホックに勝利。自力でのJ2残留に前進しました。

ここまで4位につけ、J1昇格を狙う水戸ホーリーホックをホーム・鴨池に迎えたユナイテッドFC。20位のユナイテッドFCにとっては、引き分け以上で勝点をつかめなければ、先に試合をしている21位・栃木の結果次第で、J3自動降格圏への転落もありえる試合となりました。
大切な一戦に、バックスタンドのサポーターからは「SURVIVE!(生き残れ!)」の人文字での応援も行われました。

立ち上がりの攻防で、徐々にペースを握ったユナイテッドFC。
J2でも屈指の守備力を誇る水戸を相手に、ここまで積み上げてきた得意のサイド攻撃からチャンスを作ります。逆に、水戸の攻撃に対しては、韓国年代別代表選出のアンに代わってゴールマウスを守った大西や、守備陣が落ち着いた対応を見せます。
すると、前半終了間際に五領のコーナーキックから、中央の密集の中で韓が頭で合わせ、ユナイテッドFCが先制し、試合を折り返します。

ハーフタイムには、J2残留を争う21位・栃木が勝ったとの情報が入り、サポーターもやきもき。
この試合で「負ける」と、J3自動降格圏に転落という状況の中で、後半を迎えます。

J1昇格に向けて負けられない水戸が猛攻を仕掛けますが、センターバックの水本を中心に、途中出場で4月以来のピッチとなった平出も落ち着いた対応。結局、このまま逃げ切ったユナイテッドFCが1対0で勝利し、J2残留につながる20位をキープしました。

試合後、金鍾成監督は
「選手たちが1年掛けて積み上げてきたものが出た試合だった。最終戦で勝って残留を決めます。」と納得の表情で語りました。
また、守備の原動力となった水本勝成選手は、
「人文字を見て、最高の雰囲気を作ってくれたなと思った。引き分け以上でJ2残留となるが、最終戦を勝って、自力で決めたい。」と力強く語りました。

鹿児島ユナイテッドFCは、11月24日の今シーズン最終戦、アウェーでのアビスパ福岡戦に、J2残留をかけて挑みます。

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