チーム一丸となってつかんだ白星 鹿児島ユナイテッドFC
サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは、ナイトゲームシーズンに入った6月22日に、ホーム鴨池で栃木SCと対戦。勝点で並ぶ相手との負けられない一戦でチーム力を見せ、白星をつかみました。
ここまで18位につける鹿児島ユナイテッドFCは、勝点17で並び、得失点差で20位の栃木SCと対戦しました。金鍾成監督は4試合ぶりの先発復帰となった堤選手など、前節とはメンバーを入れ替えて臨みました。
前半立ち上がりから、めまぐるしく攻守が入れ替わるなか、ユナイテッドFCはサイド攻撃からゴール前にボールを入れてリズムを作ろうとします。そんな中、前半16分に、1年ぶりにけがから復帰した冨成が相手との空中戦のあと左ひざを痛め交代。また19分には、チーム得点王タイの牛之浜が相手と接触し脳振とうになり、序盤だけで、2人の交代を余儀なくされます。
難しい展開になると思われましたが、予定外の交代にもあわてずプレーを続けた選手たち。
0対0で迎えた後半13分、コーナーキックの流れから、五領→八反田→五領→赤尾と、多くの選手が関わる攻撃を見せ、最後は、チームを創成期から引っ張ってきた赤尾の3シーズン振りとなる得点で先制に成功。ユナイテッドFCは、後半25分にもコーナーキックから韓が中央で押し込み追加点。
その後、センターバックの堤を中心に、チーム一丸となって粘り強い守備を見せたユナイテッドFC。
6試合ぶりの無失点、さらに、今シーズンPK以外では無かった「セットプレーの流れ」からの得点で勝利しました。
試合後、金鍾成監督は前半の2人の交代を振り返り、
「選手に焦りは感じられたが、自分たちで立て直し、最後までボールを動かしながら戦えたのは良かった。こういう試合を通して強くなっていって欲しい。」と。
また、赤尾公選手は、
「冨成・牛之浜選手がああいう形で交代したなかで、みんなで一つになって勝って終わらなければならないと思っていた。更にいい準備をして、次のホームゲームに臨みたいです。」と力強い表情で語りました。
ユナイテッドFC、次の試合は今度の土曜日・29日。
ホーム鴨池に13位のアルビレックス新潟と対戦します。