鹿児島県高校総体 柔道・団体 男女ともに最後までもつれる熱戦に


中盤戦に入っている鹿児島県高校総体。6月1日からは柔道競技が始まり、初日は男女の団体戦が行われました。

予選を勝ち抜いた4校による決勝リーグで優勝が決まる、柔道・団体戦。
5人1組で争う男子は、4連覇を狙う鹿児島情報と5年ぶりの制覇を目指す明桜館が、2勝ずつで並び最終戦に。
先鋒戦は体重差が50キロの対決。明桜館の吉川が体格を活かして抑え込むも、情報・中薗が何とか抜け出し引き分けに持ち込みます。するとそこから、次鋒・中堅・副将と引き分けが続き、優勝の行方は大将戦に…。
しかし、大将戦でも決着はつかず。両校が2勝1分で並び、優勝はこれまでの個人の勝ち星の数で決まることに。
その結果、3勝分上回った明桜館が優勝。5年ぶり6回目のインターハイ出場を決めました。

試合後、明桜館3年の岩元主将は、「先輩たちの代から長い間優勝できず悔しさが受け継がれていたので、優勝できてとても嬉しい。自分たちの力がどこまで通用するのか、一つ一つ戦っていきたい。」と力強く話してくれました。

(試合後しっかりとした表情でインタビューに答てくれた 明桜館3年・岩元拓海主将)

一方、3人1組の女子は、4連覇を目指す鹿児島南と5年ぶりの制覇を狙う国分中央が2勝ずつで対戦。先鋒・中堅と引き分け、勝負は国分中央1年の福山と、ここまでの2試合は出番がなかった鹿児島南3年・中田の大将戦に。
序盤から中田が攻めると「得意の寝技を強化するため新たに取り組んできた」という巴投で一本。鹿児島南が4連覇で21回目の優勝を果たしました。

(女子団体最終戦で優勝を決める巴投を見せた 鹿児島南3年・中田舞選手)

優勝した男子の明桜館と女子の鹿児島南は8月に愛媛県で開かれるインターハイに出場します。

 

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