鹿児島実業が14年ぶりに制覇 春の高校野球県大会
【決勝戦】
春7年ぶりの優勝を狙う鹿屋中央と、ノーシードから勝ち上がった鹿児島実業の対戦。
前半5回までは互いに点を取り合い3対3の同点で後半戦に入ります。すると7回表・鹿実は三連打で1アウト満塁とし、迎えるはキャプテン城下。ここは鹿屋中央の先発・折尾が好投しダブルプレーに。鹿実は無得点で攻撃を終えます。これで流れを引き寄せた鹿屋中央はそのウラ、1アウト2塁で折尾の当たりがショートのエラーを誘い4対3と勝ち越しに成功。
このまま試合終了かと思われた9回。1点を追いかける鹿実は2アウト3・1塁から鹿屋中央の送球エラーで同点に追いつくと、さらに前の打席でチャンスを逃したキャプテン城下がレフトへのタイムリーヒット。これが決勝点となり7対4で試合終了。
土壇場で逆転した鹿児島実業が春14年ぶり(九州予選は3季ぶり)の優勝を果たしました。
鹿児島実業 城下拡キャプテン
「絶対に自分が最後決めてやるという気持ちでバッターボックスに立ちました。準備をし直していいチームを作って九州大会に臨みたいと思います。」
優勝した鹿児島実業と、準優勝の鹿屋中央は、今月24日から大分で開かれる九州大会に出場します。
【三位決定戦】
枕崎と大島の三位決定戦は、初回に枕崎がヒット三本などで2点を先制。するとそのウラ、大島は武田のタイムリースリーベースなどで3点を奪い、3対2と逆転します。そこから次第に天気が悪くなり、雨の影響で2回、2時間以上の中断を経て試合は再開。再開後最初のプレーで大島・武田が3ランホームランを放ち、6対2とリードを4点に広げます。その後は互いに得点を重ねるも、じわじわと大島のリードが広がり12対5(7回コールド)で大島が三位決定戦を制しました。