11年ぶりの日本一へ! ハンドボール・ソニー
3月12日(金)から、11年ぶりの日本一を目指して、ハンドボール・女子日本リーグのプレーオフに挑む、霧島市のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング。
レギュラーシーズン上位4チームで争われる大一番に向けての練習に密着しました。
レギュラーシーズン、ソニーは13勝3敗で9チーム中3位に入り優勝決定戦=プレーオフ進出を決めました。その初戦まで1週間を切った3月7日。練習前のウォーミングアップでは、にこやかな表情を見せたメンバーも、実戦練習に入ると表情が一転。11年ぶりの優勝に向けて一気に表情が引き締まりました。
堅い守りから仕掛ける速攻が持ち味のチームは、東京五輪日本代表候補の角南・飛田選手ら経験豊富な選手がいる中で、リーグ終盤戦では入部1年目の若手が躍動。チーム中心選手のケガでの欠場をカバーする活躍を見せました。
この結果にチームを率いる大城章監督は「数少ないチャンスのために頑張ってきた選手が、試合で結果を出してくれたのがチームにとって大きな収穫になった。若手や出場機会の少ない選手の「見えない所での努力」が、いまになってチームを助けている。」と、選手層の厚さに繋がったと話します。
ただプレーオフで、3位のソニーは、優勝まで3日間での3連勝が必要とされる厳しい戦い。途中出場の選手も含め「チーム全員」でいかに戦うかがカギになります。
入部1年目のゴールキーパー・大沢アビ直美選手は「いつでも出場できるように準備をしている。すでにどう守ったらいいかも考えていて、試合が始まるのをワクワクしている。」と話します。また、初見実椰子選手は「チームが苦しいときとか、流れが作れない時に出場して、やるべき仕事をしてチームの流れを変えたい。」と自分に任された役割を力強く語りました。
若手の成長で選手層が厚くなり、チームの「総合力」が高まっているソニー。
角南果帆キャプテンは「チーム全員でコートに立つ総力戦だと思っている。プレーオフの舞台はどうなるか分からないので、初めて戦うぐらいの気持ちで集中していきたいと思う。」と、4日後の第1戦に向けて気持ちを引き締めていました。
プレーオフ第1戦は、3月12日(金)の夕方。レギュラーシーズンでは2戦2勝の三重バイオレットアイリスと東京で対戦します。