緊急企画! サッカーW杯での日本代表の戦いから分ったこと

(サッカーへの熱い思いは、話しても話足りませんでした・・・あの時も!)

寝不足の日が続いた・・・という方も多いかもしれません。
日本国内を熱狂の渦に巻き込んだサッカーのワールドカップ。
今回の「松木スポーツ」は、日本代表の戦いと、そこから分った「未来につなげたいこと」と題して、緊急企画を展開!
桜島出身で元サッカー日本代表、MBCのサッカー解説でもお馴染みの遠藤彰弘さんに伺いました。

西野監督の指揮のもとでプレーした経験から―

遠藤彰弘さんといえば、アトランタ五輪で西野監督の指揮でブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」を経験した一人。今回のロシア大会を、そんな目線でも振り返り・・・
「結果としてはベスト8に入って欲しかったんですけど、西野さんに代わって2ヶ月というすごく短い時間の中で、あそこまでの結果を出せているというのは、日本代表は完全燃焼したと思います。」

Q.西野監督のロシア大会での采配で感じたことは?

西野さんの選手の「扱い方」は、今大会は本当に勉強になりました。日本のサッカー界が成長して上に行っているんだというのを感じました。アトランタ五輪の西野さんと比べて、感情を体で表現するようになっていたと思う。
点数を取ろうが取られようが、常にクールなイメージだったんですけど、特にグループリーグの最終戦は、今まで見たことが無かったくらい感情を表に出してましたね。
相当気持ちが入った状態で「日本のサッカーを変えてやる」というような考えだったんだと思います。
日本を背負っている代表の監督として、色んなチャレンジをするしかないという割り切り方もしていたと思うが、そこは西野さんが上手な部分なんです。

Q.これからにつながったことは?

日本のサッカーが今回良かったのは、攻撃するときと守備をするときの「色」が分かれ始めたこと。
例えば、相手が嫌がるようなパスを出したり、守備のときにも日本らしさを出したり、日本のサッカーをこうしていくんだというのが見えた大会でしたね。

育成年代に伝えたいこと―

大会のあとに「育成」の部分に目を向けたコメントも多く出たロシア大会。鹿児島でキッズ・ジュニア世代も指導する「遠藤塾」を運営する遠藤彰弘さんが感じたこと、伝えたいことは?

Q.将来、日本代表になるには?

最近は早い段階、例えば小学校入学前のキッズの段階からサッカーを習いますよね。「基本プレー」をその頃からしっかりと勉強し、繰り返しやることで、上のレベルでプレーするときに困らないと思う。
さらに、世界で通用する選手を育て、日本がW杯でベスト8入りするために必要なことを1つ具体的に挙げるならば・・・止まって何かをするということを身につけられると良いですね。
動き続けながらプレーで頭を使う、動きながらでも正確にパスが出せるようになれば、次の「止まってプレーする」という段階につながると思います。
何よりも重要なのは、サッカーが好きなことです!


キッズ・ジュニア選手たちが普段の練習を頑張るのはもちろん、指導者の皆さんが高い意識を持つことが、鹿児島から将来の日本代表が生まれることにつながりそうですね。
今回、遠藤彰弘さんのお話を聞いて、W杯の見方に新たな視点が加わりました!

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