滋賀県知事に協力要請 かごしま国体・大会
新型コロナの影響で延期となった、かごしま国体と全国障害者スポーツ大会について、塩田知事が8月5日に、2024年の国体開催が内定している滋賀県の三日月大造知事とWEB会談を行い、3年後の2023年に鹿児島で国体が開催できるよう協力を要請しました。
これに対し三日月知事は、滋賀県内の関係者の意見を聞いて対応を検討する考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大のリスクなどから延期される、かごしま国体と大会。開催地については来年の三重と再来年の栃木が決定、佐賀が2023年、滋賀は2024年で内定しています。
塩田知事はこの日、滋賀県の三日月知事に対し鹿児島の事情を説明した上で2023年に鹿児島で国体を開催するため、滋賀での開催を2025年に「1年延期」するよう協力を要請しました。
これに対し三日月知事は「1年延期されれば開催経費の増額や、強化に取り組んできた選手への影響は極めて大きい」とした上で「塩田鹿児島県知事のお話を受け入れていくにあたっては、非常に重い判断をしていかなければならないと考えている。競技団体、滋賀県内の市町、県議会、県民の皆さんのご意見を伺いながら、協議の上、滋賀県としての対応を検討させて頂きたい」と述べ、滋賀県内の関係者の意見を聞いて、対応を検討する考えを示しました。
この会談を受けて塩田知事は「鹿児島県民の思いについても一定のご理解を示して頂いて、鋭意検討していただけるということだったので、佐賀県の結果や日本スポーツ協会との今後の話し合いを通じて、何とか、これから引き続きご理解を得られるようにしていきたい」と話しました。
一方、2023年開催が内定している佐賀県については、山口祥義知事が2024年に1年ずらすことを念頭に8月中旬ごろまでに調整する考えを示しています。