県勢が初の決勝進出! なぎなた試合競技 茨城国体

(県代表・先鋒の上牧選手が流れを作る)

熱戦が続く「いきいき茨城ゆめ国体」。9月30日に茨城県の北部、常陸大宮市で行われた「なぎなた競技」で県勢が初の決勝進出を果たし、新たな歴史の1ページを刻みました。

試合会場に、お揃いの「せごどん」の手ぬぐいを面下に巻いて入場した川辺高校のなぎなた部から成る少年女子・鹿児島代表チーム。
前日の演技競技では準優勝を果たし、「勢い」と「悔しさ」を持って、試合競技でもベスト4まで勝ち進み、準決勝では強豪・沖縄と対戦しました。積極的に攻める先鋒の上牧の先勝に続き、中堅の村田も粘り強く戦い、延長の末に判定勝ち。県勢初の決勝進出を決めます。

上野監督を中心に、少年女子・県勢初優勝に向けて、集中力を高めて臨んだ決勝戦。相手は優勝経験もある大阪代表です。
流れを作りたい先鋒の上牧でしたが、一瞬の隙をつかれ、先鋒戦を落としてしまいます。負ければ後がなくなる中堅戦で、村田は思いを持っていました。

「沖縄戦では先鋒がしっかりとってきてくれたので、大阪戦(決勝)では、絶対自分で挽回しよう。」

その言葉の通り、延長戦にもつれ込む熱戦を戦い、互いに譲らず…。しかし、僅差で勝利を奪えませんでした。その後、大将で唯一の3年生・秋葉も1勝をと粘りましたが、延長戦の末に敗れ、県勢初優勝は来年の「かごしま国体」に持ち越しとなりました。

試合後、選手たちは、来年枕崎市で行われる大会での「W優勝」(演技・試合競技)に向けて、今大会で経験したことを生かしていく決意をしていました。

(準優勝を決め、笑顔を見せた県代表/上野監督・秋葉選手・村田選手・上牧選手(左から))

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