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陸上競技の聖地を目指して~大崎町の挑戦~

11月6日(日)に陸上競技で町を盛り上げようとしている大崎町に出掛けて来ました。本当に勉強になる1日でした。

男子400mハードル日本記録保持者・為末大さんと、リオデジャネイロパラリンピック走幅跳で銀メダル、400mリレーで銅メダルと2つのメダルを獲得した山本篤選手を招いての講演会と陸上教室にお邪魔したのです。

今年で町制80周年となった大崎町の有明高校の跡地では、現在、県が「大隅陸上競技トレーニング拠点施設」を整備しています。大崎町はこれを活用したスポーツ合宿の誘致など、「陸上競技の聖地」となることを目指しているんです。

その一環として行われた講演会では、為末さんが「有名な合宿地で、ハード面でNo.1のところは、実はほとんどないんです。ソフト面でNo.1の所が合宿誘致競争を制しているんです。施設などをどのように活用していくかが大切で、競技者と地元の人の間でたくさんの交流が生まれることが大切です。」と、今後の大崎町の活動にとって大切になる部分を指摘。

また、山本選手は最近の合宿の経験から「リピートしている合宿地は、地元の人とコミュニケーションを取って、より選手側が何を望んでいるのかを聞いてくれるところが良いです。」と話すなど、陸上で地域を盛り上げていく為にはどうすればいいのかなどを体験をもとに、熱心に語って下さり、地元の皆さんも刺激を受けていました。

そして講演会のあとは地元の小中学生、約100人を対象にした陸上教室。
まずは「楽しさ」も交えた体を動かすトレーニングからスタートし、会場には子供たちの元気な声と笑顔が広がりました。その後、スタートなどの基本を学び、最後はハードルにチャレンジしました。

参加した子供たちからは、「とても楽しかった。ハードルの跳び方を聞いて、今後の陸上の練習に生かそうと思いました」や、「オリンピック選手に指導してもらって貴重な体験ができて良かった」というような感想が聞けました。

子供たちのキラキラした目を見ていると、2020年の鹿児島での国体・全国障害者スポーツ大会に向けて「地域」にスポーツが根付き、このようなトップアスリートに指導をしてもらえるチャンスが増えると良いなと思いました。

その意味で、この大崎町の「陸上競技の聖地」を目指す動きは注目ですし、県内の他の市町村にも広がっていって欲しいなと思いました。

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