鹿児島のスポーツニュースやレポートをご紹介

2020年に、つなげる…。~世界陸上 in ロンドン~

(ロンドンオリンピックスタジアム 雰囲気がありました)

「なんて凄い舞台なんだ、もっとここに居たい…。」
そんな思いになった滞在でした。

県勢の活躍をこの目で確認したく出かけたロンドン。
実際にスタンドで、歓声や応援の空気に包まれて、「欧州の陸上熱」を感じました。午前中に行われる予選中心の時間帯も、大勢の観客の方がオリンピックスタジアムに詰め掛け、熱い視線を送っていますし、タイムや記録の発表に一喜一憂しスタジアムに響く歓声とため息は、いままでに感じた事が無いものでした。

さらに、準備段階でも「見せる」大会だったのも印象的でした。
例えば、ハードル競技の準備の際には、現地のボランティアの皆さん8人(8レーンあるので)が、並べる際に綺麗に列を作って移動し、きりっと左右に分かれてハードルを手にし、一斉に並べ、一斉に高さをあげる・・・というような、一糸乱れぬ動きで「見せながら」準備していくのです。
幕間も、ホッとさせるだけでなく、楽しませてくれました。

そんな世界最高峰の舞台で、県勢が2020年「東京」「鹿児島」につながる走りを見せてくれました。

大会2日目に、女子10000m決勝レースに出場した鹿児島女子高校出身の上原美幸選手(第一生命グループ)。
序盤はスローペースの展開のなか、先頭付近につけていましたが、3000m過ぎに世界記録保持者のアヤナ選手が抜け出して、レースが動き出すと徐序に後退します。最後まで粘りの走りを見せましたが32分31秒58で33人中、24位でした。
翌日、上原選手とゆっくり話ができました。
「ここまでにやれる準備はしてきたのですが、それをレースで出し切ることが出来ないのがこんなに悔しいことなんだと思いました。どん底を経験したので、ここからがまたスタート。この経験と悔しさを必ず次に繋げるように一から頑張りたいと思います」と力強く話して下さったときに、ここまでの過程と、この大会での経験が「次のステップ」に必ず繫がると思いました。

一方、女子5000m予選・第2組には、鹿屋体大出身で社会人2年目、初の日本代表となった鍋島莉奈選手(日本郵政グループ)が出走しました。
ゆっくりとしたペースで進むレース展開の中で、序盤は2位集団の前方につけ、徐々にペースが上がっていく中でも粘りの走りを見せます。
終盤こそ上位争いのペースアップについて行けずに決勝進出を逃しましたが、自身初の国際大会の舞台で、自己記録を8秒以上も縮める15分11秒83で、全32人中18位の走りを見せました。

鍋島莉奈選手はレース後、「自己記録更新を目標にしていたので、達成できたのは良かった。いままで経験したことのない世界、競技場に入ったところから全く別世界だったので、こんな経験ができて感謝です。」と話しています。

1人でも多くの鹿児島県勢アスリートが、2019年ドバイ大会、そして2020年の東京・鹿児島の舞台で輝いて欲しいと、改めて思いました。

そのときは、一緒に!応援しましょう。

(C) 2019 MBC NEWS. All right reserved.