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ひとつになる。 「熱況!ユナイテッド」取材コラム(6)

鹿児島ユナイテッドFCの「いま」を、お伝えしている「熱況!ユナイテッド」。
J2に昇格した2019シーズンは、取材担当アナウンサーの松木圭介が感じたことを、取材日記・コラムとして、ホームページ上でご紹介します。

今シーズン同時にJ2に昇格したFC琉球との一戦を前にした取材に出かけたときに、練習グラウンドの雰囲気がいつもと少し違っていた…。
サポーターが陣取る、絶好の観戦シートの「丘」を見たときのことだ。

あれ、何だろう。

撮影スタッフにも伝え、近づくと、横断幕であること…そして、サポーターからのメッセージが記されていることに気付く。
「…そうだな。」と、取材をしている私も頷いてしまった。

「選手、クラブ、サポーター 苦しい時こそ1つに。」

短い文だけど、その思いはズシっと伝わってくる。

選手たちはこの横断幕を見て、どんな思いになるのだろう?どんなリアクションを見せるのだろう?と思いながら、久しぶりに記者席を離れ、「丘」に向かった。
手を振ってくれたサポさんが不意に、「断幕とはかけ離れた明るい雰囲気だったでしょう!」と、取材サイドからの視点で話掛けてくれた。
「確かに…。」
練習を見ながら楽しそうに、選手のことや次戦のこと、他のチームの事やスタグルなど、話は尽きず、笑顔だった。

「さっき、駐車場で作りました!こんな時だから。」

この横断幕、どうしたんですか?」という質問に、矢継ぎ早に返ってきた答えだが、ズシっときた。
開幕戦以来8試合白星が無く、7試合連続無得点のチームが「心配」だが、その雰囲気を感じさせず、応援で支えようとするサポーターの姿がそこにはあった。

次の試合は『ごっぱちダービー』(国道58号でつながる県のチーム同士の対戦だから!)。
対戦相手は、今シーズン共にJ2に昇格し、現在6位と好調のFC琉球。
金監督にとっては「古巣」との対戦だ。

「少しはそんな思いになるかと思っていたけど、チーム状況もあるのか…その思いは無く、シーズンの中の1試合という思いで臨む。」と金監督が目の前の試合に集中すると、選手たちも、自主練の時間にフィニッシュの精度にこだわる練習を続けるなど、メッセージに応えようという思いを感じた。

ここ2節、確実に得点の香りがしてきた。
一度ゴールネットを揺らせば、チームが大きく変るような気がする。
その変化を感じられる試合になるだろうか?

葉桜と強い日差しに、季節が移り行くのを感じたグラウンドで。 松木圭介

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