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「ヒーローファイル」第5回 馬術 上村司選手 (11月4日放送)

【家族で目指す鹿児島国体 上村司選手】

巧みに馬を操る上村司選手(写真提供:上村乗馬苑)

馬たちのいななきが響く鹿児島市の上村乗馬苑。ここには20頭以上の馬が飼育されていて、馬術競技の国体選手が3人もいます。苑長の上村利幸さん、妻のまゆみさん、そして二人を両親に持つ高校2年生の司さん。司さんは幼い頃から馬と触れ合ってきました。

上村司選手は、今年の福井国体障害馬術で3つの競技に出場。障害馬術は馬に乗って、アリーナに設置された障害物を決められた通りに飛び越え、走行するものです。ジャンプの正確性と、スピードの両方が必要となります。上村選手は福井国体で2種目で2位、他にも8位入賞という結果を残しました。中でも2人の記録で競うリレー競技での2位入賞が最もうれしかったと話します。

『(リレー競技で一緒に出場した)本富士雄くん(霧島高校3年)とコンビを組んで2位がとれたので、一人より嬉しさが大きかったです。』

 

◆2年後の鹿児島国体に向けては?―

『鹿児島国体で県に貢献できるように上位入賞を狙って頑張っていこうかなと思います。』

◆障害馬術のおもしろさを感じるのは?―

『障害に対して適切な踏み切り位置に自分がうまく持っていけたときは、気持ちよく終われます。』

幼い頃から馬の側で育ち、今は競技として馬術に熱中する上村選手にとって、馬は『パートナーであり、家族みたいな感じです。』と話します。

『調子がいいときはあまり分からないですけど、今日は元気がないかなぁというのは分かります。えさをやっても食いつきが悪いとか、あまり食べないというのを見て、今日は具合が悪そうだなって思ったりします。』

 

馬の状態を察することができるようになった上村選手。上村選手の父であり、指導者でもある利幸さんは、上村選手の好調の理由を『自分の力がちょうど馬と合ってきて、人馬一体っていうのがうまくいっているんじゃないかなと思います。日ごろの練習とか、馬の世話とか、要するに馬の状態が分かるということが人馬一体につながっていくと思います。』と話します。

馬の状態次第では、エントリーした大会の出場をキャンセルすることもあるということです。まさに人馬一体で、ともに戦うからこそ、結果を残してきたといえます。

 

馬の世話は家族全員でしますが、上村選手は一番近くで馬の世話をしている父利幸さんへの感謝の気持ちが強いと話します。

『試合の時までにお父さんが、馬を仕上げてくれてるので、それのおかげがあるかなぁと思います。』

 

さらに、母まゆみさんも国体選手。上村選手の活躍を『私は息子の走行を緊張やら心配やらでいつも直視できないんですけど、最近はだいぶ安定して走っているので、安心して見られるようにはなってきています。』と、温かい目で見つめています。

馬術はベテラン選手も多い競技。まゆみさんは2年後の鹿児島国体にはまた家族3人で出場し入賞を目指す上で、3年後にはさらなる目標があります。

(上村まゆみさん)『今、鹿児島国体まではこの3人でしか出られないので、それまでは3人で入賞・優勝目指して頑張りますが、3年後は次男が出られるようになるので、そしたら4人で国体に出られるように頑張りたいなと思います。』

◆上村司選手の将来の夢は―

『将来、海外でも活躍できるような、周りから憧れられるような選手になっていきたいです。』

家族で目指す鹿児島国体。そして世界へと挑戦していきます。

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