訪日外国人客のトレンドは“モノ”から“コト”へ

毎週金曜日は「福岡」の話題をご紹介。
第1週は、福岡と海外をつなぐ取り組みを行っている『インアウト株式会社』の吉野 友紀さんのご出演。
吉野さんによると、最近の外国人観光客の目的が、買い物(モノ)から体験型消費(コト)にシフトしているという。
記憶に新しい中国人観光客の“爆買い”が、為替相場の影響もあり2015年10月頃から落ち着きを見せているそうだ。
また、個人旅行やリピーターも増加していて、各地で様々な“体験”を提供するサービスに人気が集まり、外国人観光客のトレンドが変わってきている。
体験型プランを紹介するウェブサイト『Air bnb(エアービーアンドビー』や『Voyajin(ボヤジン)』などの利用者も多い。
訪日インバウンドの急増と体験型消費人気に伴い、通訳ガイドの人手不足という問題も生じている。
そこで法改正が行われ、2018年1月4日から「通訳案内士」の国家資格がなくても有料で外国人旅行者向けの通訳ガイドができるようになった。
つまり、外国語が話せる人なら誰でも、得意な分野の体験プランを企画し、提供することができ、チャレンジの幅が広がったともいえる。
このようなプランを個人でもホストとして登録できるサイトも増えてきている。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、外国人向け体験プランはさらに盛り上がっていきそうだ。
これまでも人気が高かったファッション、美容、ゲーム、アニメに加え民泊や農業体験など日本でしか、その土地でしか体験できないアクティビティがまだまだある。
“買う”ではなく“体験する”ことで得られる思い出づくりに価値が見出されている今、鹿児島のインバウンド市場はさらに活発になるに違いない。
 
明石屋 行ってみたいし食べ大使は 美坂理恵。モーニングスマイル内 午前9時からの放送。
2月2日放送分
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