『鹿児島県産島豚の輸送ストレスフリープロジェクト』について♪

ポニー3号から薗田です!
今日は9:15頃の中継で、鹿児島市桜ヶ丘の鹿児島大学桜ヶ丘キャンパスへお邪魔しました♪
お話を伺ったのは、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科衛生学・健康増進医学分野の川口博明准教授です!

川口准教授は2018鹿児島そうしんアグリビジネスコンテストで最優秀賞を受賞したんです!!

その内容というのが『鹿児島県産島豚の輸送ストレスフリープロジェクト』
薬を用いない、東洋医学的治療技術で、鹿児島県離島、特に奄美群島で育った豚の輸送の負担を軽くするというものなんだとか。
ブタの耳にあるツボに、鍼治療用の針を装着し、動物の輸送の負担を軽くするものですが、今回、針ではない自然に分解する植物性プラスチックでできたクリップ型治療器材を発案したそうです。
奄美島豚は約12時間かけて船で輸送されているそうですが、豚は非常に乗り物に酔いやすいんだとか。船酔いによるストレスで病気になる豚もいるそうで、どうにか豚達をその船酔いから解放したい!!ということで、このプロジェクトが始まったそう。
元々、川口准教授は獣医師だったそうで、病院に来る犬・猫の車酔いを軽減する針治療の研究をされていたそうですが、その研究を生かして、鍼灸師である奥様のサポートの下、更に10年かけて研究を進め、昨年、「輸送ストレスを軽減する針ではない自然分解素材の治療器材試作品を開発」したそうです!!
 
このプロジェクトにより、今後期待できることとして挙げられるのが3つ!!
・動物に優しい環境を提供できる。
・より安全な食肉を提供できる可能性がある。
・ストレスフリー食材に貢献する可能性がある。
もしかしたら、2020年の東京オリンピックにもいかせるのでは!?とワクワクしますよね♪
今後の目標をズバリ伺いました!
「鹿児島県の畜産業だけではなく、治療器材の製造業、治療器材の原料になりえる“でんぷん”などを生産する農業にも事業を拡げていけるようにしたい!」とのこと。

現在、このプロジェクトを更に素晴らしいものにするべく、鹿児島大学産学・地域共創センター(https://www.kagoshima-u.ac.jp/krcc/
の支援で研究を進めている真っ最中!今後がますます楽しみですね!

関連記事一覧