圧巻!曽於市伝統のお祭り『鬼追い』

ポニー号より脇野です!
今日は、曽於市末吉町深川の伝統行事『鬼追い』についてお伝えしました!

鬼追い保存会会長の迫杉雄さんと広報部長の迫将嗣さん

鬼追いとは?

毎年1月7日は曽於市末吉町深川の熊野神社で行われる伝統行事。
近くの山から下りてきた3匹の鬼は、御幣とよばれる半紙を身にまとい、鬼堂から飛び出して参道付近を勇走します。観衆は鬼の御幣をると1年健康でいられるといわれ、必死に鬼に近付きます。

実際に鬼が身につける御幣が置かれてある小屋へおじゃまさせていただくと・・

御幣が!!

ずっしりとした重さがあり、高さも2mほどありました!これをかぶって走るそうです(すごい・・)。
 

鬼役は7年間口外できない!?

鬼は数え年25歳の厄男がなり、二人の「付け」とよばれる守り役がつきます。御幣を取ろうとするとこの付け役がものすごい勢いで阻止してきます。棒とかで叩かれます。
深川町で生まれ育った迫さんも小さい頃から鬼追いをみて育ったそうですが、小さい頃は鬼が怖くて近づけなかったんだとか。近辺の若者はほとんど鬼を経験しているそうで、迫さんも鬼の経験者!この日、神社にいた小学生の男の子たちも「将来、鬼をやりたい」と話すほど。
しかし、この鬼になったら7年間は口外できません!!なんと神秘的・・(と、これは安全上の理由などもあるそうです!)
 
『奇習』とはまさにこのお祭りのこと。鹿児島でもこのような激しいお祭りがあることに驚きました。
鬼役は地域内外から募集しているそうなので、ぜひ数えで25歳になる方は応募してみてはいかがでしょうか!
1000年以上続くこのお祭りがこれからもずっと続いていってほしいなと思いました。

 
 

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