冷たいものをより美味しく♪薩摩錫器について・・・

ポニー1号から薗田です☺
今日は霧島市国分中央にある、薩摩錫器工芸館にお邪魔しました♪こちらは岩切美巧堂が運営している錫器の工芸館なんです!
お話を伺ったのは、岩切美巧堂・専務の岩切洋一さん♪

錫は、見た目は鉄やアルミに似ていますが、錆びたり変色したりしないという特徴がある金属!
昔は鹿児島市の谷山でも錫が採れていたそうですが、今は谷山の錫山では採ることはできず、原料は外国からの輸入がほとんどなんだとか😳
約300年程前に錫山で錫が採れたのが始まりだそう!こちらの岩切美巧堂は創業して102年!!大正5年からあるんだとか!!


錫は表面が銀色のものが多く、ずっしり重みがあり、手触りはざらざらとしていて(商品によってはツルツルとしたものもあります♪)、金属なのに温かみがあります😳
中継中、ビールを注いで頂きましたが、注いだ瞬間からキーンとコップが冷えて、ガラスのコップに注ぐよりも泡がなめらかでクリーミーに!そして泡がなかなか消えないんです!!
飲み物が美味しくなったり、泡がなめらかになる理由を伺ったところ、錫は熱伝導が良く、金属の特性でイオン効果が高い為、雑味がとれるからなんだとか😳
茶筒、花瓶、置き物等、色々な物を製作されていますが、その他の活動では、国内自動車メーカーが選出する「“ものづくりの匠”50人」に岩切さんが選出され、国内産最高級車のエンブレムを製作したそうです!!

鹿児島の他に、京都や大阪でも錫の加工をしているところがあるそうで、錫職人さんは全国で50人程。そのうちの10人程が岩切美巧堂にいらっしゃるんだとか😳
岩切さんに今後の目標を伺ったところ、「錫器はなかなか人目に触れることが少ないので、これを機に一人でも多くの方に錫の良さを伝えたい!!」と力強く語ってくださいました☺
鹿児島の伝統工芸品でもある錫!鹿児島の偉人・西郷さん、大久保さんも生前に使用していたという歴史あるものなので、より多くの方に知って頂き、ひんやりを感じて欲しいですね♪

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