中之島二年目の埜口さんが、今立ち上げようとしていることは??

毎週木曜日は、十島村 中之島で農業を営んでいらっしゃる、埜口 裕之さんのお話。
埜口さんが気になったと挙げてくださったのは「乗り合いタクシー“出荷代行”」の新聞記事。


さつま町鶴田地区で農産物や加工品を出荷者の代わりに運ぶ「やさいタクシー」の試験運行が始まった。
高齢者、小規模農家の負担軽減、売り場の品揃えの充実が狙いというもの。流通の新形態だ。
中之島で農業に携わる埜口さんも、島ならではの流通経路を話してくださった。
島(生産者「それぞれで」出荷)→航路で鹿児島港へ→NPO職員や青果市場担当者が「港へ取りに行く」→出荷先へ。
かなり複雑な流通だ。
通常なら「まとめて」出荷され、荷下ろしはそれぞれの出荷先で行われるが、島からの輸送は船が行うため、ワンクッションはさむことになるわけだ。
これは、生産物出荷だけの問題ではない。必要な農業物資についても、船の運搬に頼ることになるので「手間」と「コスト」がかかる
🗣「えーーーー!それはそれぞれに負担が大きくなりますよね」美坂アナも思わず一言。
これらをうまくまとめられれば、と考えた埜口さん、あることに着手するという。
🗣「今年中に、私を中心となって、十島村の各島々の生産者に声をかけて、農協のような組織がないので、そのような組織を立ち上げようかなあと思っております。販売先の面でも、量を集めてロットを確保して出荷できたり、物流コストの削減を目指しております。」と、話してくださった。
またこの組織では、放置されてる農園の受託管理、集荷の手伝いなどを通じて、高齢の方が持ってるものを「生かす」ことも計画しているという。こうすることで新規就農者も、継承という形で収入がすぐに確保できるという面もあるそうだ。
これはNPOで十島村にかかわってきた5年間があればこその発想だという。
この春二年目を迎える埜口さんの中之島での生活。
新たな「形づくり」が埜口さんたちの手で始まる。一人一人がつながっていくこの試み。番組を通じて、リスナーのみなさんにも、ブログを読んでいる方にも、応援していただきたい。
 
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