阪神淡路大震災から23年、地震国日本の外国人に対する災害対策について考える

月曜日の出演者は、中国出身で韓国語講師、また通訳としても活躍している、厳 海玉(ゲン・カイギョク)さん。気になったニュースとして挙げてくださったのは「阪神淡路大震災から23年」。
阪神淡路大震災から23年、地震国日本の外国人に対する災害対策について考える
🗣「ちょっとすぎたら薄れてるのが。。ああ、もう23年になったなあと思って」と厳さん。
外国人の視点から、災害時の問題点について話してくださった。阪神淡路大震災では多数の犠牲者が出たが、被災外国人は人口当たりで比べると、日本人の倍の数だったそうだ。なぜそういうことになったのか?そう、「言葉の壁」だ。
🗣「自分たちはちょっと日本語わかって、子供の避難訓練とかもあるからわかってるけど、言葉が通じない人はどうなってるかなあと気になりますね」と厳さん。
労働者をはじめ、研修生や、観光客、日本にいる外国人は形態も、そして、言語も様々。しかも、日本にきて、初めて地震というものを体験する人も多い。そんな人が災害にあったら…。
実際に厳さんも、地震の際に友人から「どうしたらいいの?」とメールをもらった経験もあるし、日本は地震の国という認識があり、外国人旅行者から聞かれることもあるそうだ。地震による津波が東日本大震災では起こったが「高台に逃げろ」の「高台」が理解できずに外国人の避難が遅れた現実もある。
🗣「自分も、高台をその時初めて知ってわかるようになったので、多分普通使われてない言葉は、わからないと思いますよね。」なるほど。ある程度話せる方でもそういう問題もある。
厳さんの住む薩摩川内市の外国人に対する防災の取り組みを美坂アナが尋ねたところ、
🗣「協会のHPとか入ると、外国語にリンクできるようになってて、中国語、ベトナム語、英語の3か国語で災害時の避難場所と必要なものを作成しているところみたいです」とのこと。
逆に、日本人が外国で被災するということも十分あり得る。
災害弱者を生まないための取り組みがこれからますます必要になっていくこと、そしていつも危機感を持っておくのが大事だなあと実感できるインタビューだった。

Safety tips 外国人旅行者むけの、観光庁の災害時情報提供アプリ。
観光庁ホームページで詳細をチェック
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000234.html
たびレジ 日本人が渡航する際、事前登録しておくことで、もしもの時必要な支援がスムーズに受けられる(外務省)
外務省たびレジホームページで詳細をチェック
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

 
 
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