ありがとう日本の翼 YS-11
40年以上、日本の空を飛び続けてきた、唯一の国産旅客機「YS-11」
9月30日の沖永良部~鹿児島便が最後のフライトとなりました。
南日本放送では、2003年からYS-11とその翼を支える人々に密着。「南の空、愛してやまず~YS-11と人々~」を放送し、多くの反響を頂きました。その後、2006年9月の退役シーンまでを継続取材し、10月26日に、続編にあたる「ありがとう日本の翼 YS-11」を放送。さらに多くの反響を頂きました。「日本の航空史に足跡を刻んだYS-11の姿を残したい」というスタッフの思いと「ぜひYSの最後のドラマを見たい」という県内外のYS-11ファンの皆様から頂いた声が交わり、ローカル放送局としては異例のDVD発売を決定いたしました。
今回発売するのは、2006年10月に放送した「ありがとう日本の翼 YS-11」に再編集を加えたバージョン。離島の足として、南の空を支え続けたYSの姿を軸に、YSと同時に定年を迎えるベテランパイロットや整備士、開発に携わった人々の証言など、ヒューマンドキュメントでお伝えします。また、ラストフライトのコックピットの操縦風景など貴重な映像も収録。
YSを扱ったDVDやビデオソフトの中でも、YS-11に関わった人々にここまで密着したドキュメンタリーは稀だと思います。YS-11だけでなく、多くの飛行機ファン、そして大空を目指す次の世代にも見てもらいたい一本です。
「人がこんなにも気持ちを重ね合わせることができる飛行機は、他にないかもしれません」
3年間、延べ30回にわたりハイビジョンカメラで撮影された、YS-11の姿!!
YS-11が最後まで飛び続けた南の空!!
与論最終便、珊瑚礁とYS-11の空撮、雪の中のYS-11、整備中の風景、操縦席、
6台のハイビジョンカメラが追ったラストフライトの映像が満載。
DVD発売日 | 2006年11月11日 |
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収録時間 | 本編60分・ステレオ |
プロローグ
その飛行機は、40年以上も日本の空を飛びつづけました。
2006年9月30日。この日、JAC=日本エアコミューターのYS-11が、最後の飛行を終えました。
ラストフライト…。その日、人々は思い出の詰まったこの飛行機に、自分の人生を重ねていました。
◆廣瀬さん「降りた後、こみ上げてくるものがあるんですね。操縦桿から伝わるものが。ああ、これが不思議なもんだな・・・言葉ではいえない、何か感動めいたものというか、そういうものがふっと伝わってきましたですね」
少年の頃、空を見上げると飛んでいた、YS-11。
ニッポンの空から、「ニッポンの飛行機」が姿を消しました。
ダイジェスト
第1章 査察操縦士 廣瀬キャプテン
廣瀬キャプテンは、「査察操縦士」という特別な肩書を持っています。
パイロットをチェックする資格を持つ、技量人格ともに秀でたパイロット。それが査察操縦士です。いわばYS-11のスペシャリストです。
第2章 “台風飛行”~与論最終便~
第3章 ラストフライトへの準備
第4章 整備士たちの想い
第5章 ありがとう“日本の翼”
DVD限定特典映像として、MBC所蔵のおよそ12万件の資料素材から鹿児島の空を彩った航空機をピックアップ。YS-11、F-27、DC-8、ドルニエ228、DC-10、トライスター、747SRなど・・・往年の名機がよみがえります。