明治維新の原動力となった薩摩の教え

薩摩琵琶②

今週は、郷中教育の中で伝えられてきた武士の芸能についてお伝えしています。今日は、もう一つの薩摩武士のたしなみとされた薩摩琵琶さつまびわについてお話しします。

 

放送でお聞きいただいたのは、薩摩琵琶龍洋会さつまびわりゅうようかい共研舎道場主宰の上川路直光かみかわじなおみつさんの薩摩琵琶弾奏。
曲目は城山しろやまです。

この曲は、勝海舟が西南戦争で自刃した西郷隆盛を偲び、4年の歳月をかけて作った歌だそうです。
哀愁のある薩摩琵琶の音色と情感のこもった歌声を聞いていると、幕末、明治の時代がすぐそこにあるような気がしてきますね。

薩摩琵琶の弾奏を通じて上川路さんは、「500年前から連綿と伝わってきた伝統に携わることで、先人との気持ちのつながりを感じます。歴史の集大成をほんの一端しか担わないのですが、次の時代へつなぐ役目を担っているという気持ちでいつもやっています」とお話しになっていました。

 

今月は、郷中教育のなかで受け継がれてきた示現流じげんりゅう(自顕流)天吹てんぷく薩摩琵琶さつまびわについて、いろいろな皆さんのお話を交えてお送りしてきました。わたしたちも、郷土の伝統文化を受け継ぎ、次代へつなぐ一端となる番組をお送りしていきたいと思います。

それでは、今日のお話はこれにて。
薩摩琵琶の音色は、ぜひ「ラジコ」でお楽しみください!