ととナビvol.177 イトヨリダイ

🙇🏻:「今日はイトヨリダイという魚を紹介したいと思います。関西で人気のある魚なんですよ。私は神戸生まれの姫路育ちですが、よく夕ご飯のおかずに出てきましたね。塩焼きが多かったですけどね。」

スズキ目イトヨリダイ科の魚。

タイ科ではないので、いわゆるタイの仲間ではありません(ととナビのリスナーの皆さんにとってはこの辺は初級編の情報ですね)。

 

ピンク色の体に黄色い縦じま(ですよ。これもととナビリスナーには常識ですね)。きれいですねぇ。。

しっぽの先にのびる黄色い糸も特徴的です。でも、その見た目とは裏腹に、大きいものは全長40㎝を越える、結構大きな魚なんですって😯。

 

本州中部以南から東シナ海、さらに南の南シナ海まで分布していて、水深40mから100mくらいの砂と泥の間くらいの海底にすんでいて、鹿児島の魚類市場にもよく水揚げされます。

「いとより」と呼ばれることが多いですが、標準和名はイトヨリダイです。

 

旬は秋から冬にかけての、まさに「今」でしょ

スーパーにならぶことも多いので、見つけたらぜひ食べましょう😍。

大きいものは結構高いですが、小型のイトヨリダイは安いですからあまり悩まずに手に入れることができます🤑よ。

 

🙇🏻:「これからは鍋の季節ですけど、イトヨリダイは身がとてもやわらかい魚なので、残念ながら鍋や煮付けにはあまり向きません。私が子どもの頃ころよく食べていた塩焼きが定番の食べ方ですね。とても上品な白身です。

・・・でも、旨味がとても強い魚なので、じつは刺身で食べると、とてもおいしいんです。おすすめです!」

 

🙇🏻:「・・・ここで、イトヨリダイの刺身をおいしく食べるための、私なりのコツをお教えしましょう。それは、おいしい皮のところをそのまま生かすこと。ピンクと黄色なのでカラフル過ぎて気持ち悪いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そのカラフルなところがやわらかくて、抜群においしいんです。

なので、うろこを取った後、皮付きのまま刺身にするんです。もう、それだけ。

これがイトヨリダイの刺身をおいしく食べるコツです。これを食べれば「白身魚の旨味ってこういうことか」っていうのを実感できるはずですよ。イトヨリダイの刺身、ぜひ味わっていただきたいですね。」

 

来週はこのイトヨリダイの親せきご紹介します。(ヒント・指宿にたくさんいるらしいですよ・・・)

関連記事一覧