種子島大学実行委員会 事務局長 小早 太さん

 

今週もお聞き頂きまして、ありがとうございました。

「日本を元気に!あなたの街のささえびと」レポーターの鶴園直子です。

このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。

地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。

今日の舞台は種子島!今日は「種子島の魅力を通して、島の元気を支える人」ご紹介します。

その名も「種子島大学」。

でもいわゆる大学とは違います。校舎や教室はないんです。

種子島の島全体が、キャンパスなんです。

種子島大学実行委員会事務局長 の、小早 太さん にお話を伺いました。

 

✍「種子島大学」とはどんな取り組み?

2018年に活動を始めた「地域おこし活動」で、

自然や文化・歴史・芸術など、種子島の魅力を再発見する講座を展開しています。

フィールドは種子島全体で、当初は地元の受講生がほとんどの講座でしたが、

現在では、種子島に興味を持って下さった島外の方も含め、200人程が学生登録をされています。

 

✍「種子島大学」を始めようと思ったきっかけは?

種子島を訪れた人達に言われた言葉がきっかけです。

「来てみたら種子島っていいところがたくさんあるのに、宣伝が下手だよね・・・。

ガイドブックを見ると屋久島がメインで、種子島が小さく紹介されているような本しか並んでいない。

こんな素敵な島なのにもったいないよ!」

と言われたことがあったんです。

知れば知るほど素朴で魅力的な種子島!

なんとかこの魅力を伝えることができないか・・・というところから始まりました。

 

✍実際に、どんな講座をしている?

皆さんご存じの種子島宇宙センターの施設見学講座や、

体験型のものでは「しゃにん(月桃)団子」

「いもんせん」といった郷土料理・郷土菓子作り、

 

「種子島焼」の陶芸体験。また、火縄銃保存会の方による「火縄銃講座」など、

種子島ならではのご当地講座を多く行なっています。

多い年だと年間16の講座を実施していますが、

地域をより専門的に学びたいとの想いから、鹿児島大学との連携にも力を入れていて、

「天体講座」とか、「海洋ゴミ講座」、「地層講座」、

水産学部の学生さんによる「マングローブの生き物講座」を行なってます。

(南種子町の大浦川と、西之表市の湊川のマングローブは、「日本の重要湿地500」にも選ばれています!)

 

✍今年で4年目。活動を通して、小早さんご自身が実感していることは?

まだまだ小さな団体、小さな活動ですが、

例えば、「種子島茶の講座」を開催した時は、

お茶の消費が減っているという、お茶農家さんの困りごとを学んだことがきっかけで、

消費拡大のために、実際にお茶を使ったクラフトビールの商品開発につながりました。

その他にも、地域資源を活用した体験観光ツアーを企画して実施したり、

1歩1歩ですが、関係人口を増やすための仕組み作りを進めています。

将来的には、定住人口につながるところまで頑張りたいです!

また、コロナ禍でリアル開催が難しいこともあり、

「オンライン講座」を始めようということになったんですが、

これで島外の方も多く参加して下さるようになり、種子島の魅力が島外にも広がっているのを感じます。

 

✍これから、どんな風に地元を支えていかれたいですか?

種子島は1市2町で構成されていますが、行政区の壁を越えた「オール種子島」で島を盛り上げたい!

地方創生の一端を担えたらと思っています。

また、今年から南種子町と種子島大学が連携して、

地域住民とSDGsを柱に、持続可能な町づくりについて考える事業を計画しています。

行政や地域の各団体の皆さんとより連携を深めて、地域創生のお役に立てる取り組みが出来ればと思っています。

 

※ちなみに次回は来月10月に、地層がご専門の鹿児島大学成尾先生による講座、

種子島の地層の謎に迫る「地層講座」を開催する予定なのだとか。オンラインでの開催になるそうです。

興味のある方、詳しくは種子島大学のHPをご覧ください!

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