鹿児島をパリへ。飽くなき挑戦は続く

その後が気になる方に、改めてお話をうかがう今週の「海童が行く」。

最終日のご出演は、クロフーディング代表取締役の黒岩 功さん。

関西に4店舗、フランス・パリに1店舗のフランス料理店のオーナーシェフだ。

 

障害者の雇用にも力を入れていて、京都や大阪に、菓子製造の福祉事業所も展開している。

障害者雇用に関心を持ったのは、鹿児島人としての気質だそうだ。

「弱い者をいじめるな」「嘘をいうな」「議をいうな」といわれ育った幼少期。

『何か出来ないことがあっても、いつも周りの人たちが支えてくれた。おかげで今の自分がある』

その感謝の気持ちを今、還元している。

 

黒岩さんが料理人を志したのは小学校3年生のとき。

将来の独立・会社設立を念頭に、指宿商業高校の商業科に進んだ。調理師免許を取得後、スイスやフランスなどヨーロッパでも修行を積んだ。

帰国するとき、凱旋門に向かって『絶対に帰ってくる!』と誓った20代前半。

今では、そのフランスにも日本の“おもてなし”の心を大切にした自慢のレストランをもつ。

 

実は、フランスと日本をつなぐ夢がまた一つ、実現に向かって動いている。

それは『鹿児島inフランス』。鹿児島のアンテナショップをパリに出するというもの。

薩摩料理や伝統工芸品をパリで発信し、また、鹿児島出身者のよりどころにもなるものだ。

来年の夏オープンに向けて、準備が大詰めを迎えている。

 

母校の名物イベント「指商デパート」に参加したり、講演活動をしたりすることで、後輩たちに熱い思いを伝えている。

『自分が思い描いた夢は、実現できる。社会って厳しいけれど、誰にでもチャンスはある。世界を見て、視野を広げて鹿児島に帰ってきてほしい。その時は、もっと鹿児島の魅力に気づくはず』

 

波乱万丈すぎて、あっという間だったという、これまでの50年。

鹿児島を世界に!また、鹿児島でも新たな食の提供を!!・・・・

黒岩さんの挑戦はまだまだ続く。

『もっともっとチャレンジしていきたい!どんな困難があっても乗り越えていきます!』

 

 

11月17日10時40分ごろ放送(えっちゃんのたんぽぽ倶楽部 内 海童が行くより)

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