まちづくりをサポート Ten-Lab 永山由高さん

きょうは、まちづくりのサポートなどを行う一般社団法人鹿児島天文館総合研究所の永山由高さんをご紹介します。

MBCラジオで毎週土曜日午後6時半から生放送している「RadioBurn」。
地域おこしの事例や地域で活躍する人を紹介する番組で、コメンテーターを務めるのが永山由高さん。日置市出身の34歳です。

永山さんは2009年、東京からUターンして、2011年にまちづくりのサポートなどを行う一般社団法人鹿児島天文館総合研究所略してTen-Labを設立。
これまで県内各地の市町村17か所で、地域の課題解決やまちづくりに関わってきました。

垂水市では、地域おこしグループと桜島の灰掃除を楽しむ「スポーツ灰集め」の立ち上げに関わりました。

ほかにも、桜島の廃校に地域の人が集えるオフィスを開くなど多彩な活動を続けています。
テンラボの中心メンバーは4人ですが、プロジェクトごとに一緒に動く人は大勢います。

(鹿児島天文館総合研究所 永山由高理事長)「自分達が楽しいと思うことや必要だと思うことを自分たちの手でやりたい気持ちがあって、それをするためにはたくさん仲間が必要なので関わってくれる人や一緒に動いてくれる人を少しずつ巻き込んでいった」

Ten-Labは、街や地域が抱える課題について解決策を示すわけではありません。

それぞれの地域には、年代や職業など背景が違う人たちが暮らしています。重視しているのは住民みずからが話し合う「対話」です。

(永山由高理事長)「肩書きとか実績とかだけでなくちゃんと話が出来る対等な関係でリラックスして時間を共有できる仲間が増えてくると本気で挑戦できる機会も増えてくる」

その一つが、日置市東市来町の湯之元温泉街です。温泉街を盛り上げようと2014年から「湯之元未来80人会議」と名付けられた会議が月に1度開かれています。

20代から70代が参加していて、永山さんは、住民の間に入ってアイデアを引き出す役を担っています。

会議を始めてから新しく生み出されたのが、ギターの弾き真似をしてパフォーマンスを競う「日本エアギター選手権」や温泉の無料開放やフリーマーケットなどが行う「ゆのまつり」などです。

きのうは若手を中心に結成された「ゆのラボ」の会議が行われ、永山さんを中心に今年挑戦したいことなどが話し合われました。

メンバーの多くは、地元の自営業者。比較的仕事の落ち着く6月に、市場のように商品を販売するマルシェを開こうと提案が。
「梅雨はきつい、イベント自体がきつい、雨が降ってても楽しいマルシェってどんなマルシェだろう、パラソルだらけとか。」

また、こんな意見も。
「家内と2人で湯之元を舞台にした漫画を描こうと、今もうキャラクターのデザイン、ネームに取り組んでいて(今年始まって)まだ1週間だけど盛り上がっちゃってハハ」

話し合いに参加しているのは、地域に暮らす普通の人たち。普通の人が楽しみながら「対話」でつながり地域の課題に「挑戦」する。
そんな人や場所が増えれば、鹿児島はもっと魅力的になると永山さんは考えています。

人や街をつなげようと今月20日には「鹿児島未来170人会議」を開きます。
地域で抱える課題への取組みなどについて地域おこし協力隊のほか主婦や会社員など20人のプレゼンターと合わせ、事前申込みをした県民170人が参加し、対話します。

(永山由高理事長)「普通に日常生活をたんたんとやっている人たちが実は頑張っている、そういうところから得られる刺激や勇気は肌触りがリアルにみなさんのもとに届くのでは。街の課題が解決できるような日常がこの街に生まれるところまでやれたら楽しいなと思っている」