川辺町の飲食店が格安弁当販売
南九州市川辺町で弁当店をを営む立薗初子さん(72)。
例年、この時期は花見などに向けた大量の注文が入りますが、今年は新型コロナウイルスの影響で売上は例年の半分ほどに減っているといいます。
(立薗さん)「自粛でね、大きな会議・会合もなくなったし、お花見弁当もなくなったし・・しょうがない」
そんな地域の飲食店を救いたいとこのほど始まったのが、弁当の格安販売。
各飲食店が作った通常700円の弁当を、300円(税込)で販売。差額の400円は、地元の有志らに募った寄付によって補填されるという仕組みです。
(立薗さん)「町のみんなが取り組んでくれて。我々だけではできないことをしてくださるから本当いいことだと思う」
企画したのは、自らも宴会場や飲食店を経営する岡野幸二さん(63)です。
(岡野さん)「宴会場は8割減、居酒屋は6割減。そういう中で自分でできることをいろいろやりたいと思って」
そして先週木曜。町内の11店舗が参加し、初めて、弁当が販売されました。
(岡野幸二さん)「みなさんのパワーをいただいた。次もがんばって作っていきたい」
南九州市川辺町の300円弁当の販売は今月いっぱい、毎週木曜日の午前11時半から南九州市商工会・川辺本所前で販売されます。
毎回限定300食、なくなり次第終了です。
お問い合わせは、川辺町商工会0993-56-0247まで。