採算度外視 ホテルのキャンペーン
鹿児島市のホテル・レクストン鹿児島。新型コロナウイルスの影響は深刻です。
(ホテル・レクストン鹿児島 神田勲支配人)「3月から本当に多くキャンセルが発生して、宿泊はマイナス50%、特にいちばん影響を受けたのが宴会場・会議室、これが95%減と非常に大きい状況」
そんな中でスタートさせたのが採算を度外視した大胆なキャンペーンです。
5月6日までに宿泊した人には宿泊費と同じ額の施設利用券をプレゼントし、実質0円で宿泊できるというもの。
2人以上の家族連れが対象で、価格は、通常1人あたり7,000円程度の宿泊料が5,000円に。(※ツイン2名利用の場合)
合わせて付いてくる5,000円分の金券はホテル内のレストランや岩盤浴などで5月末まで利用できます。
(神田支配人)「近場でもこういうところに泊まっていただいて、プチ旅行といいますか、体験していただければと思う」
一方、従業員の雇用を確保しようと先週末から始めたのが…お弁当の販売です。
(ホテル・レクストン鹿児島 中原公生副支配人)「宴会場のサービススタッフと調理スタッフが中心になって行っております。働く場所があるというのは非常にありがたく思っている」
ホテルの本格的な料理が、一食500円(税込)。
きょうも昼前は、家やオフィスで食べようという人たちが買い求めていました。
(客)
「会社からもあまり人混みに行かないように言われてるので良い」
「みなさん今大変なときだから、少しでも力になればと思って」
客に喜んでもらうために、そして従業員の雇用を守るために「今、できること」を始めたレクストン鹿児島。今後も様々な取り組みを行っていきたいとしています。