出水市で白いイノシシ
男性が見つめる白い動物。体長は40センチほどの子どものイノシシ・うり坊です。
出水市高尾野町の農業・大田常男さん(72)が近くの山で見かけたイノシシが白かったことから、罠を仕掛けて捕獲しました。
(大田常男さん)「(Q.親は白?)親は普通のイノシシだった。奇跡。20何年して初めて。」
鹿児島市の平川動物公園によりますと、この白いうり坊は白変種と呼ばれる突然変異ではないかということです。珍しい白いうり坊ですが、有害鳥獣に指定されているイノシシは農作物を荒らすことから大田さんの心境は複雑です。
(大田常男さん)「逃がしても被害を受ける。自分では処分できないし、かわいそう。動物園や観光地であれば、人が見に来て珍しく思うかも。」
大田さんは猟友会と相談するなどして、今後の白いうり坊の処遇を決めたいと話しています。
撮影は、阿久根市のふるさと特派員・赤木仁一さんでした。